リアルなピアノの打ち込み方法

      

みなさんこんにちは!

今回は、ピアノが弾けなくても、生で弾いたようなリアルなピアノの打ち込み方法を紹介します。

ピアノの生っぽさを感じるポイント、3つを解説します。

      

・サスティンペダル

・ベロシティ (強弱)

・タイミング

     

ダンスミュージックなどでは、通常、ベロシティがある程度一定であったり、正確なタイミング、など、機械的にすることをよしとされ、逆にそれらが気持ちいと感じさせる要因にもなっています。

        

生楽器は、人間が演奏するので、同じベロシティ(強さ)でなかったり、正確なタイミングでなかったりします。これらを再現することにより、生っぽさを演出することができます。

              

Piano完成

       

ピアノ音源は、Native Instruments「THE GRANDEUR」をデフォルトのまま使用しています。

       

THE GRANDEUR

     

      

     

1 ) サスティンペダル

      

サスティンペダルとは、ダンパーペダルとも呼ばれ、画像のように一番右のペダルのことです。

       

サスティンペダル

      

「サスティン」とは(音を)伸ばすという意味で、サスティンペダルを踏んでいる間は、押した鍵盤を離しても、音を伸ばすことができます。

基本的には、コードチェンジのときに踏み直すと考えれば良いでしょう。

常に踏み続けたままだと、コードが変わった後にも、前のコードの音が残ってしまい、音が濁ってしまうからです。

             

まずは、打ち込んだだけの状態のものを聴いてみましょう。

        

      

MIDIでは、このようになっていて、MIDIノートが途中で終わっているものは、ピアノの音もそこで途切れています。

      

    

       

ピアノロールを開き、オートメーション(A)を表示させます。

      

       

左側にある「オートメーション/MIDI」は、デフォルトでは「ベロシティ」になっているので、「サスティン」のオートメーションに切り替えます。

      

       

そして、コード変わる直前に、サスティンペダルを離し、次のコードを弾いた直後にサスティンペダルを踏むようにオートメーションを描きましょう。

サステンペダルは、「踏んでいる」か「踏んでいない」なので、「踏んでいる」状態(ON)を「127」、「踏んでいない」状態(OFF)を「0」で、オートメーションを描きましょう。

           

      

すると、音と音が途切れることなく、スムーズに次の音へ繋がっていくように打ち込むことができます。これだけでも、一気に生っぽくなりました。

           

       

サスティンペダルを踏んでいる状態では、以下のようにMIDIノートが途中で終わっていても、音は途切れることなく演奏されます。

        

    

    

        

2 ) ベロシティ (強弱)・タイミング

           

ピアノやギターなどの楽器は、意識をしてもすべて同じベロシティ・正確なタイミングで演奏することはできません。これをひとつひとつMIDIを操作して、ベロシティとタイミングを調整するのもいいのですが、とても時間がかかってしまします。それを一括でやってくれる便利な機能があるので使用します。

          

調整したいリージョンを選択し、「ウィンドウ」から「MIDIトランスフォーム」開きます。

      

     

このような表示が出ます。

     

      

左上の「プリセット」から「ヒューマナイズ」を選択します。

        

      

このモードで、「位置(鍵盤を押すタイミング)」、「ベロシティ」、「長さ(MIDIノートの長さ)」をランダムに変更してくれます。

「ベロシティ」、「長さ」はデフォルトのままで、「位置」は10〜20の値くらいで調整すると良いでしょう (数値が小さいほど差が少なく、大きいほど差も大きくなります)。

        

         

右下の「選択して実行」で、処理されます。

処理後は、完全にランダムですので、そこから微調整すると良いでしょう。

            

最終的に、ベロシティとMIDIノートの長さを調整し、こうようになっています。

      

Piano完成

     

Piano MIDI

     

    

実際のピアノ演奏では、次の音の鍵盤に指を移動させるために、物理的に鍵盤から指を離す瞬間があります。そのようなところもイメージしながら打ち込むとより生演奏を演出できるでしょう!

       

        

          

RYOTA

楽曲を完成させる方法

アーティストがトラックを完成させずに音楽キャリアをスタートさせることはありません。
 

音楽は部分的に聴かれるのではなく、完成品として聴かれるからです。
 

自分自身のためにも、キャリアを築くためにも、トラックを完成させることは譲れないことです。
 

でもそれが難しいんですよね。
 

音楽をより速く、より簡単に、より良いものに仕上げるための戦略をいくつかご紹介していきます。
 

なぜ完成させないことはいけないことなのか?
 

アイデアは、完成形に発展していなければあまり意味がない。
 

みんな完成されたものを聴きたいのであって、ループに興味はありませんよね。
 

たくさんのアイデアを出しているうちにプロデューサーとしての腕が上がってきたと思ってしまいがちですが、それは勘違いかもしれません。
アイデアがたくさん出てきてもそれを見通すことができないのであれば、曲を完成させるために必要なプロセスを避けていることになります。
そのプロセスをしっかりと経て、より良いプロデューサーになることができます。
 

完成させない習慣
 

 

僕たちは完成させない習慣に陥っていることにさえ気づかないです。
 

何かのプロジェクトに取り組んでいる中で新しいアイデアを発見します。
 

そうすると現在のプロジェクトは一旦脇に置いといて、新しいアイデアに取り組むために元のプロジェクトは後でまた取り組むんだと自分に言い聞かせます。
 

新しいアイデアに取り組んでいるとき、問題が起きます。
例えばトラックの流れがうまくいかなかったり、メロディが思ったほど良くないと思い始めたり。
 

そうしてそのプロジェクトを “一旦 “脇に置いて、新しいプロジェクトに取り組むことにします。
 

言い訳をしているうちにそのサイクルが繰り返されます。
プロジェクトを放棄する習慣を身につけます。
それがデフォルトモードになり、いつの間にかパソコンの中身は未完成のアイデアでいっぱいになり始めます。
 

作り始めが重要
 

 

曲をしっかりと完成させることが出来るかどうかの大きな決め手の一つは、最初の数時間がいかにスムーズに進むかということです。
 

経験したことがあるかと思いますが、最初の数時間はあっという間に過ぎていきます。
めちゃくちゃ没頭していて、最初のセッションでトラックの60~80%を完成させます。
 

こういう場合、最初の数時間で途切れ途切れになってしまう場合よりもプロジェクトを完成させる可能性はずっと高くなります。
 

これには2つの理由があります。
 

1つ目の理由は、最初の数時間がスムーズに進むと勢いがつき、30%くらい出来上がっているトラックよりも80%のトラックの方が作業しやすくなるからです。
 

2つ目の理由は、最初の数時間が楽しくなかったプロジェクトに対してネガティブな感情を抱く傾向があるからです。
 

では、最初のセッションを素晴らしいものにするにはどうすればいいのでしょうか?
 

最初のセッションを長時間行う
 

最初のセッション時が最もエネルギーと興奮度が高く、ゾーン状態に入りやすいです。
 

その際、少なくとも90分は取り組むことをお勧めします。
 

最初のセッションで気に入ったトラックがなければ、次のセッションでは改善は期待できません。
 

興奮状態の時はやめない
 

 

制作が順調で興奮状態のときは、その興奮を利用しましょう。
 
そういう時は少し遅くまで起きて取り組んだり、夕飯を2時間遅らせて食べたりすることにもなるかもしれません。
 
多少の努力と集中力は必要になりますが、後になって自分に感謝することになるはずです!
 

最後に
 

音楽を完成させることの重要性と方法を理解して頂けたと思いますが、自分なりに制限を設けることも重要です。
 
例えばそのプロジェクトに締め切りを設定したり、細かい部分に時間をかけすぎないよう「2時間以内にイントロからアウトロまでを必ず形にする」という時間制限を設けるのも良いですね!
 
 

GINPEI

ボーカルチョップの作り方【超簡単バージョン】

こんにちは、銀平です。
今日はめちゃくちゃ簡単なVocal Chopの作り方についての解説をしていきます。
 
実はボーカルチョップについては過去に以下の記事が出ています。
天才プロデューサーのリョータさんが2記事に渡って詳細に上げておりますのでぜひご覧ください。
 
Vocal Chops – 1
 
Vocal Chops – 2
 

早速結論なのですが、今回の記事はこの動画の説明書のように捉えて頂ければと思います。
 

 
この動画でできるだけ分かりやすく説明しているつもりではありますが、この記事で文字や画像におこしておきますので、ぜひご参考いただければと思います!
 

1. ボーカルサンプルを用意
 

まずはお好きなボーカルサンプルを用意します。この時、サンプルを選ぶコツとしては、あまりしっとりしていないものを選ぶというところです。
 
ダメな例

 
良い例

 
それぞれ聞いて頂くとイメージしやすいかと思いますが、良い例のサンプルはボーカルの発音がはっきりしており、ボーカルチョップの素材として使い勝手が良いです。
 
発音がはっきりしていないサンプルでも使うことはできますが、後のメロディ作りで苦戦してしまいます。
 
この点に関してはこの先の手順を追うことで納得感が得やすいかと思います!
 
また、サンプルを選ぶ際はキーをチェックするのを忘れないでください。
例えば進めているプロジェクトがFmであれば、Fmのボーカルを使うことで音質の劣化は最小限になります。

2.「新規サンプラートラックに変換」を行う
 

 
写真のようにリージョンを右クリック(2本指クリック)すると出てくるメニューから、「新規サンプラートラックに変換」を選択します。
 

 
次に出てくるこちらの画面では、「ゾーンの作成元」を「トランジェントマーカー」にチェックを入れてOKを選択です。
 

 
そうするとこのようにボーカルの発音のポイントごとに分割されて各鍵盤に登録されます。
 
このそれぞれの発音がはっきりしている方が、ボーカルチョップのメロディが成立しやすいです。
なのでしっとりしたボーカルサンプルだとちょっと違和感が出る結果になりやすいわけですね!
 

3. メロディを作る
 

いよいよメロディ作りです。こちらも詳しく解説します!と、言いたいところなのですが、、、
 
ここは動画を見ていただくとわかるように鍵盤を適当に押しまくりながら直感的に考えていくのが一番スムーズかと思います。
 
ですが注意点が一つあります。
サンプラートラックに変換したことで生成される各鍵盤の発音には、声ではなく息継ぎの音が収録されていることがあります。
 
その部分を使用するとメロディとしては成立しにくいため、鍵盤を押した瞬間の音がはっきりとしているパートを選んでいくとうまくいきます。
 

まとめ
 

ボーカルチョップはシンセのメロディ作りに飽きた時にとても新鮮な気持ちで取り組めるアクションの一つです。
そして今回の方法はサプライズ的に新しいアイデアが浮かぶことが多い方法でもあるので、ぜひ試してみてください!
 
 
GINPEI

Garagebandで出来ること。

2020年3月現在、Logic Pro Xの価格は24,000円。
「作曲を始めてみようかな」という興味の段階で手を出すには絶妙にハードルの高い金額のソフトですね。
 
ましてや「パソコンを使った作曲」というと自力で出来るか不安もあります。
 
今回はそんな慎重派の方のために、同じく慎重派である僕がGaragebandでの作曲のレビューを書いていきたいと思います。
 

Garagebandとは?
 

せっかくなのでここから入ってみようと思います。
 
GaragebandとはAppleのApp Storeよりダウンロード可能な音楽制作アプリケーションです。
 
価格は無料。簡単に言えばLogic Pro Xの入門ソフトって感じですね。
 

 
こちらはLogic Pro Xの画面ですが、同じAppleからリリースされているだけあって、garagebandとそっくりですよね。
 
Garagebandで操作を覚えていくことで、その先のLogic Pro Xの操作が捗ります。
 

ビートは作れるか?
 

ダンスミュージックを作りたいと思っている場合、ビートを作るためにどれくらいのことができるか気になると思います。
 

 
Garagebandは画面左側のライブラリから好きな楽器を選ぶ(①)ことで、その右隣のブロックに登録されます。
 
このブロックはトラックと呼ばれ、このトラックにてメロディを考えたりドラムの音を打ち込んだり(②)します。
 
今回は、Electronic Drum KitというカテゴリからBig Roomというドラムキットを選択しました。
 
するとこのトラックは、Big Roomキットに登録されたドラムの音を演奏できる状態になります。
 

 
このドラムキットにはキックやスネア、クラップ、ハイハットなど色々なドラムの音が収録されており、好きな音を好きなタイミングに打ち込むことでこのようなビートを作ることができます。
 
ちなみにBig RoomというのはW&WやHardwell, Afrojackなどが作る楽曲の多くに言われるジャンルなのですが、近しいサウンドになっていますね!
 

シンセの充実度は?
 

ダンスミュージックを作る上で、メロディなどを奏でるシンセの音の充実度が気になりますね。
 

 
今回はSynthesizerカテゴリからLeadを選択し、その中のSupersaw Leadというものを選んでみました。
 
このサウンドはEDM系のトラックでよく聞く種類の音ですね。
 
先ほどの打ち込みの画面とは役割が少し変わり、このシンセの音の高さが鍵盤の位置で変わっています。こちらの方が皆さんの打ち込みのイメージに近いのではないかなと思います。
 
ちなみにLeadという種類の音はこのようにメインのメロディを奏でるのに向いており、はっきりとした音が多いです。
 
さらにその中でも今回はSupersawというLeadを選んでいるのですが、このSupersawというのはTranceや128BPM系のEDMで多用される種類の音で、非常に使い勝手のいい音です。
 
名前で覚えておくと、数あるシンセから求めている音を探すときのヒントになるのでぜひ覚えておいてください!
 

まとめ
 

今回はApple製品の無料音楽制作アプリgaragebandでどんなことができるかを解説いたしました。
 
バンド系サウンドのレコーディングについては多くの記事がありますが、ダンスミュージック系との親和性はどうなんだろうと気になった方も多いかと思います。
 
せっかくLogic Pro Xを購入しても難しくて挫折したらどうしようと不安な方も多いかと思うので、まずは無料のgaragebandで「とにかく気軽に」音楽制作の楽しさを味わってみていただければとても嬉しいです!
 
 
GINPEI

HipHopの重低音の作り方

こんにちは、銀平です。
 
HipHopやTrapなどの音楽を聴いていると、重低音が響いている感覚がありますよね。
 
このヘビーなサウンドを作るためには、重低音が何によって出来ているかを知る必要があります。
 
今回の記事はHipHopの重低音についての解説です。
 

重低音の正体

 
重低音の正体は、周波数の低域です。
低域がしっかりと鳴れば、重低音を感じる音楽になります。
 
つまり、トラック全体が綺麗にミックスされることで低域もしっかり鳴るわけなので、本来は低域じゃない音の調整もとても重要です。
 
今回はそのあたりの詳細を一旦置いときまして、楽曲制作初心者の方向けに、まずは重低音ってどうやって作るのってところをシンプルに解説したいと思います。
 
HipHop
に重低音を加えるためには、まず音楽の中にある重低音の要素が何なのかを知る必要がありますよね。
 
それはズバリ、ベースとキックです!
 

キックの探し方
 

ダンスミュージックの中で最も重要なサウンドとも言えるキック。にも関わらず選ぶのがもっとも難しいサウンドでもあります。
 
これはキックに限らず言えることではありますが、正しい種類のサンプルを選んでいても、ジャンルに沿っていないとフィットして聞こえない場合があります。
 
例えば、正しいポジションにキックを配置しても違うジャンルのキックを選んでいるためにどうもしっくり来なかったり…。
 
この問題を解決するためには、「この音はこのジャンルのやつ」って判別出来るようになる必要があります。
 
しかしそれもまた大変ですよね。慣れるまで時間がかかります。
 
そこで大きな助けになるのがSpliceです。
 

 
このように、Kickと検索した上でジャンルを選択すれば、作っている音楽性に合うキックを見つけ出すことが出来ます。
 

 
検索でなく、パッケージを選んだ際にもここにジャンルが表記されており、一つの指標になります。
 
こうしてジャンルを確認した上でサンプルを聴いていくだけでも耳のトレーニングになります!
 

ベースの選び方
 

ベースはそのジャンルを印象付けるサウンドの一つです。
 
ベースにも色んな音色がありますが、その中でもHipHopは808という種類のベースを使う事が多いです。
 

 
キックのように叩くような鳴り方のものもありますが、伸びるサウンドです。
単体で聴いてみると、こういう音聴いたことある!ってなったりします。
 
こういった808を選ぶ際、鍵となるのはキーです。
 
作る楽曲のキーと同じキーのサンプルを選ぶのがオススメです。
 

 
 

808ベースの作り方
 


 
Logic Pro XのEXS 24サンプラーにダウンロードした808を登録して使う方法があります。
 
Editを押すことで登録ができます。
 

 
ダウンロードしたサンプルのキーとこちらを揃えましょう。
デフォルトはC3になっていますが、サンプルがFなのでFにします。
 

 
こちらは808を使ったMIDIの打ち込みです。キックとクラップを足しています。
 

まとめ
 

HipHopの重低音を表現するためには、キックとベースが重要です。
 
その中でも808はHipHopやTrapのジャンルにおいて非常によく使用される種類のベースなので、今回の記事を参考に是非試してみてください!
 
 
GINPEI

DTM初心者の時期こそ楽曲を完成させるべき話。

こんにちは。講師の銀平です。
 
僕は楽曲を完成させることが苦手でした。
16小節のアイデアはすぐに作ることが出来ても、その先が進まない。
当時はBlasterjaxxやW&WのようなBigRoomを作ることが好きで、そういった曲をコンセプトにひたすらアイデアを出していたのですが、それらは全てドロップ(メイン)パートでした。
 
「決まったパートでも良いからアイデアを出しまくる。」これ自体は決して悪いことではありません。反復することでDAWソフトの操作に慣れることが出来るし、形にする習慣が身につきます。
 
一方で、完成させる習慣が無いと生じるいくつかのデメリットもあります。
・流れをイメージできなくなる
・展開を変える術が身に付かなくなる
・作るのが苦手なパートが生まれる
 
これらのデメリットを解消するためにも、完成させる習慣を身に着けることは大事です。(昔の自分に言いたい)
 

 

クオリティに納得がいかないのは当たり前
 

今回の記事は以前の自分に向けての内容と言っても良いかもしれません。
 
楽曲制作をスタートさせてしばらくは、曲を始めから終わりまで作りきることはなかなか難しいです。
理由の一つに、「クオリティに納得がいっていないから」というものがあります。それにより、途中でそのプロジェクトを閉じ、新しいプロジェクトで心機一転頑張ります。
しかしながら、それを続けると「作りきる」習慣がなかなか身につきません。
 
クオリティに納得がいく日はもう少し先になるので、今はそれよりも「全体を作る」という楽曲制作には絶対に欠かせないスキルを身につける練習をしましょう。
 

FXをとりあえず使ってみる
 

例えば、16小節のメインパートを作ることが習慣になっていれば、今日からブレイクのパートを作ってみましょう。この時、どちらのパートを作るときも最初は流れや構成などは気にしなくてもOKです。
流れを意識せずとも、2つのパートさえ作ることができれば、FXのサンプルを使うことでそれらを綺麗に展開することが出来ます。
 
以下のサウンドをお聞きください。
 

 
これらのサウンドはSpliceからダウンロードしたもので、いずれも「reverse」と検索することで見つけることが出来ます。
こういった、文字通りリバースされるサウンドを、各パートの終わる瞬間に配置することで「新たなパートへ向かっている兆し」を聞き手に伝えることが出来ます。
 
続いてはこちらをお聞きください。
 

 
これらは「impact」、「downlifter」といった種類のサウンドです。
こういったサウンドをパートの始まる瞬間に入れてみると「新しいパートが始まった」ことを聞き手に伝えることが出来ます。
 

まとめ
 

こういったFXをうまく取り入れることで、バラバラに作られているパートを1つの流れにすることが出来ます。
 
この接着作業をきっかけに、各パートの流れを自然にさせるために音選びや構成をイメージできるようになり、クオリティに関わらず全体像を形にする習慣が身につくようになります。
 
この流れのイメージを膨らませるために、好きな曲を参考にしても構いません。
真似になることは全く悪いことでは無いため、どんどん取り入れながら完成癖をつけていきましょう!
 
 
GINPEI

RetroVisionは空港での30分間でどのように曲を作ったか


 
 
こんにちは。
 
今回の記事は、Don DiabloのHexagonやTiestoのMusical Freedomなど、ビッグレーベルでのリリースを繰り返す今大活躍中のDJ/Producer、RetoVisionが先日アップした「Making a Track In 30 Minutes」を解説していきます。
 
音楽制作を進める上で、具体的な「方法」を知ることはもちろん重要ですが、プロがどのような「流れ」で音楽を作っていくかを知ることも重要です。
 
この記事では、約30分かけてRetroVisionが行う楽曲制作のワークフローを、重要なポイントのみ抜粋して、ただただ「何をしているのか」を説明します。
 

コード進行作成
 


 

彼の使用するAbleton Liveで最初に行っている作業は、コード進行の作成です。
 
コード進行は、音楽の雰囲気がどうなるかを決定する要素です。その楽曲のジャンル、BPM、音の種類に関係なくどういう印象を与えるかを決める役割があるため、最初に作ることで楽曲の方向性も定まります。
 
RetroVisionは最初、スタンダードなピアノの音を使用して作っていますが、特に使用するサウンドを決めていない場合は、ピアノの音でコード進行を作成するのはオススメです。
 

メロディ作成
 

 
RetroVisionは、出来上がったコード進行に合わせてメロディのアイデアを形にしていっています。
 
こちらもピアノのサウンドでアイデア作りをしていますね。どのパートから作り上げるかにもちろんルールは無いのですが、最初にコード進行を作っておくと、コードと一緒に聴きながら作ることでメロディのアイデアが浮かびやすいと言うメリットがあります。
 

ビート作成(キックのみ)
 

 

ビートに使われるドラムには多くのサウンドがあります。キック、スネア、クラップ、タム、ハイハット、などなど。
 
例えば作成する楽曲がBPM128付近のEDMやHouseであれば、4つ打ちのキックが入ることはほぼ間違いありませんよね。
 
ここでのRetroVisionもSpliceのKSHMRサンプルパックのキックを使用し、4つ打ちのキックを入れています。
 

ボーカルパート作成
 

 
Spliceからダウンロードしたボーカルのループを使用しています。
 
また、彼はAbleton Liveのトランスポーズ機能を使用してボーカルのピッチを現在の楽曲のキーに合わせて変更しています。
 
彼が行うように、1セミトーンずつ変更し一緒に聴いて違和感がないポイントを見つけ出すと言う方法は、理論的になり過ぎずに行う良い方法です。
 
ちなみにLogic Proでは以下の画面より、オーディオリージョンのピッチを1セミトーンずつ変更することができます。(リージョンを選択することを忘れないようにしましょう。)
 

 

まとめ
 

今回はここまでとさせて頂きます。
 
繰り返しになりますが、トップのプロデューサーがどのように作り進めていくかを参考にすると、作業はとても効率よくなります。
 
また、アイデアをどのように形にしているかの「コツ」も見つけることができます!
 
 
GINPEI

DTM始めたての人に使って欲しい本当に使えるフリーのプラグイン

こんにちは、銀平です。
 
作曲を始める際、費用がかさばります。
パソコン、DAWソフト、ヘッドホン、オーディオインターフェース、モニタースピーカー。
さらに欲張るとMIDIキーボードやモニターディスプレイ、その環境作りのためにワイヤレスのトラックパッドやキーボードも欲しいですよね。
 
現実的にこれら全てを揃えてから始めることはオススメしませんが、それでも作曲を捗らせるためにはDAWソフト内で使うシンセやプラグイン(音を良くしていくための道具全般)も良いものを揃えたかったりしますよね。
 
できれば初期投資はそこまで極端な費用になるのは避けたいところです。
 
そこで今回は、私銀平が楽曲制作の中で実際に今でも主力のごとく使用しているフリーのプラグインを4つ紹介したいと思います。
 
では早速参りましょう!
 

Spitfire Audio – LABS
 

 
正直に言います。これを紹介したくてこの記事を書いているようなものです。それくらいこれは素晴らしいです。
 
LABSは、ピアノやストリングス、ギター、ドラムなど幅広い音源を演奏することができるフリーのサンプラーです。
 
このサンプラーを配信しているSpitfire Audioは、ハリウッド映画のサウンドトラックなどにも使用されている音源を配信しているサンプルライブラリ業界のハイブランド的存在なのですが、そこが超クオリティの高いフリーのサンプラーを配信してしまい、それがまさしくこのLABSなんです。
 

こういったおしゃれなウェブサイトでサンプルライブラリを紹介しているのですが、2019年12月現在でも20のサンプルライブラリが配信されています。
 
エレクトロニックミュージックを作る際もピアノやストリングスなどは大きなキャラクターになるので、是非みなさん使ってみて下さい。驚きますよ。
 
Spitfire Audio – LABS ダウンロードはこちら
 

Camel Audio – Camel Crusher
 

 
Camel Audio社から出ているCamel Crusherは、非常に使い勝手の良いディストーションプラグインです。
ディストーションとは、音を歪ませるために使う道具のことを指します。簡単に言えば音を派手にさせるプラグインですね。
ロックなギターってギュインギュインしてますよね。あれもディストーションがかかっている状態です。
 
ダンスミュージックにおいては、ベースやリード、ボーカルにもかけてみることで音に変化を作ることができます。
 
ディストーションプラグインはほとんどのDAWソフトにも内蔵されており、基本的な役割は十分に果たせるものが多いのですが、このCamel Crusherは左上のDistortion項目のTUBEとMECHを動かすだけで一気にパワフルなサウンドに仕上げることができるので、今でも重宝しています。
 
Camel Audio – Camel Crusher ダウンロードはこちら

Polyverse – Wider
 

 
このブログでも以前ご紹介したことがあるプラグインですが、こちらは定位のバランスを変更することができるプラグインです。
 
定位というのは簡単に言えば「音の居場所」のことで、音楽を作る際に地味に重要な概念なんです。
 
例えば、メインのメロディのサウンドは中央に配置するようにし、一方でコードを奏でるシンセのサウンドは外側で鳴るようにする、、、といった感じです。
 
そんな時はこのWiderを使うことで、音の居場所を外側に引っ張ることができます。
 
音をクリーンな状態で外側に配置するためにはシンセの設定やPanを工夫することで良い結果をもたらすことが可能ですが、このプラグインはフリーな上、何より操作が1ステップでクリアできてしまうという簡単なものなので、DTMを始めたての方にも非常にオススメです。
 
Polyverse – Wider ダウンロードはこちら
 

まとめ
 

繰り返しになりますが、DTMは初期投資が高くなってしまいがちです。
 
そんな時、こういったフリーのプラグインは手っ取り早く作業を捗らせるために非常に有効な選択肢です。
 
このおすすめ以外にもフリーのプラグインで良さげなものが見つかったら積極的に取り入れてみましょう!
 
 
GINPEI

音楽制作はPC1つで本当に十分な話【始めるハードルを下げよう】

こんにちは、銀平です!
 
先日、DJスクールのレッスン中(DJレッスンも担当しております)に生徒の方からこういったことを言われました。
 
「パソコンで音楽を作るってすごいですね。調べてみたら専門用語ばかりで私には何が何だかさっぱりです。」
 
僕は、「いやいや、今は本当にソフトも進化して便利になって、すごく簡単にできるようになっているんですよ。」
 
とお返ししたのですが、その直後に反省をしました。
 
「こういった感想を持たれたのは、僕の教える側としての日々の伝え方にも問題の一因があるな。」と。
 
 
専門分野のスキルを持っていると、つい始めた当時の目線を忘れ、どう言ったことに疑問を持ち、難しさを感じるかという部分に焦点を当てることが下手になっている自分がいます。
 
といった経緯から、今回は音楽制作、とりわけパソコンを使って作曲をするということについて興味を持っている段階の方向けに、音楽制作で必要なものについてお話ししていきたいと思います。
 

1. パソコン
 

先にお伝えすると、音楽制作に必要なものは2つです。
そのうち1つ目が、パソコンです。
 
タイトルの通り、パソコンだけで音楽制作はできるわけですが皆さんが気になるのは「どんなパソコンか」ですよね。
 
まずは、WindowsかMacかということになりますが、これは結論どちらでもOKです。
 
また、性能面では3つの視点で考慮する必要があり、
 
ストレージ(容量)、メモリ(腕の数)、プロセッサ(脳みそ)といった感じです。
 
ここではこの3つの説明は置いといて、どれくらいのものがあると良いかのみざっくりとお伝えします。
 
今回はAppleのMacを例に、最低限欲しい能力値をお伝えすると、
 
ストレージ:256GB
メモリ:8GB
プロセッサ:複雑なので気にしなくてよい
 
こういった感じで、かなりざっくりしたというか正直適当な印象を持たれた方が多いかと思います。
 
僕がここで最も力を込めてお伝えしたいことは、音楽制作の入門には決して高い性能のパソコンが必要ではないということです。
 
もちろん、長い目で見て作曲を本格的に行なっていきたいという方にはこういったオススメの仕方は出来ず、やはり高性能のコンピュータとその知識をある程度お伝えしたいと考えておりますが。
しかし、「今はただシンプルにメロディを作ってみたり、ビートを作ってみたりってのがどんな感じなのか知りたいだけ」って方にとって、パソコンの性能やらを考えることは少々面倒なことかもしれません。
 
そういった方は、「とりあえず性能良いか悪いかわからないけど、Mac持ってるから自分も作曲できるのか」と思っていただけると嬉しいです!
 

2.DAWソフト
 

専門用語登場です。ソフトってだけでなんか本格的そうで億劫なのに知らないローマ字まで出てきました。
 
でもこれは意味はめちゃくちゃ簡単で、「音楽を作れるアプリ」です。
 
お持ちのパソコンにDAWソフトを買って取り込めば、音楽制作がスタートできます。
 
音楽制作ソフトはたくさんあり、無料、数千円から数万円のものまで幅が広いです。
 
ここで僕がオススメしたいDAWソフトは、これまたAppleユーザーを想定してではありますが、Logic Pro Xです。
 
理由は僕も使っているからです。というのは嘘で、様々な点で初心者の方にとって手出ししやすいキャラクターを持っているからです。
 
まず値段ですが、24,000円です。「いやいや普通に高いわ。」と思われるかもしれませんが、確かに高いですね。
 
しかしながら、DAWソフトの中では中間より少し安い金額ではあります。
 
ではなぜ「興味がある」、「入門」という段階で、無料や安価なものではなくこのLogic Proをエントリーモデルにオススメするのかについてですが、理由は3点あります。
 
①アプリ内で使える無料の楽器や音の素材(ビートなど)のクオリティと幅がとても広く、遊べる要素が多い
 
②App Storeで購入可能なため、導入が簡単
 
③後に本格的に音楽制作を行う場合でも引き続きこのアプリを使用できる
 
こういったことから、僕はお使いのMacにLogic Pro Xを取り入れるのが手軽かつオススメです。
 

まとめ
 

楽曲制作に興味をお持ちの方は、是非ハードルを感じず最低限のもので行えると思ってくださると嬉しいです。
 
パソコンとDAWソフトさえ手に入れることができれば、本当に音楽制作は可能です。
 
 
GINPEI

結局ミキシングって何?3つの目線でスッキリ理解できる。

こんにちは、講師の銀平です。
 
タイトルの通り、ミキシングを3つの目線によってスッキリ理解していくという話をします。
 
早速ですが画像を2つご覧下さい。
 

 

 
これらは音の居場所を表したものです。
 
この画像はミキシングの3つの概念を端的に表しており、これの見方を理解することで楽曲制作におけるミキシングの概念をスッキリと理解することができます。
 
これを踏まえて今日はこの3つのミキシングにとって超重要な、そして意味がわかればミキシングにもう拒否反応を示さなくなる概念について解説していきます!
 

ミキシングを理解する3つの目線

 
ズバリ、ミキシングとは何か?それは、音同士のバランスを整える作業です。
 
ここでスッキリしないのが、「何の」バランスか?ですよね。
この「」の中に3つの目線が入ります。
 
周波数、定位、距離
 
この3つです。
つまり、ミキシングとは
 
・音同士の周波数のバランス
・音同士の定位のバランス
・音同士の距離のバランス
 
を整える作業です。
 
ここまでで、ミキシングっていうのは音同士のバランスを整える作業のことで、そのバランスは3つの目線で捉えるものだとわかりましたね。
 
でも、今度はこの周波数、定位、距離っていう言葉に拒否反応を示しそうですよね。僕はそうでした。
 
次の項目からは、この3つの言葉に対する壁を取り除くべく、順番にわかりやすく解説していきます。
 
 

周波数

 
小難しい言葉で嫌ですね…。要約すると、
 
「音の高さ」
 
です。周波数とは、音の高さを数値化したものって感じですかね。
ヘルツという単位なのですが、例えば人間は20Hz(めちゃ低い)~20000Hz(めちゃ高い)の範囲が聞き取れるらしいですよ。
 
つまりミキシングの概念1つ目は、
 
「音同士の高さのバランスを整える」となります。
 
突然ですが皆さん、Logic Pro Xのチャンネルのここって見たことありますか?
 

 
EQと書いてあり、ここを押すとChannel EQというプラグインがAudio FXに追加されます。
ちなみにChannel EQはこういうやつです。
 

 
これを使えばそのトラックで鳴る音の、ある周波数を消したり上げたりすることができる道具です。
 
Channel EQはLogic Pro Xに内蔵の数あるAudio FXのうちの1つなのですが、なぜだか彼にはワンタッチで呼び出せる専用のボタンがあります。
 
それくらいこのEQという名の周波数をコントロールする道具は、超メジャーに使われるプラグインなわけですね。
 
こういった仕様からもわかるように、楽曲制作で「周波数を気にする」ってのはかなりスタンダードなことなんですよね。
 
この概念を、ミキシングの具体的な方法に落とし込むと、
 
1.ある音(チャンネル)にEQを入れてみる
2.何もいじらなくていいから再生し、どの周波数が強くなっているか見てみる
3.他の音でも同様のチェック
4.ある複数の音同士が、周波数で被っていることに気付く
5.一方の音を削除、もしくはオクターブを変更する
6.被っていた複数の音が周波数上で被らなくなる
7.音同士の高さのバランスが整う
 
こういった感じです。
もちろん詳細は挙げればキリがありませんが、このように自分の作っているプロジェクト上で明らかに音の高さが被っているものが無いかを気にするだけでも大きく変わってきます。
 
最初の音選びから意識が変わりますよね。
 

 
先ほどの画像で言うと、縦軸が音の高さを示しています。
 
 

定位

 
また初耳な熟語が出ました。こんな簡単な漢字同士でも知らない言葉ってあるんですね…。
 
定位とは、文字通り「位置を定める」ことを言います。
 
まだピンとこないと思いますので、皆さんにやっていただきたいことがあります。
目を閉じて、好きな音楽をヘッドホンで聴いて見てください。
できればバンド形式のジャンルがおすすめです。
 
そして、ボーカル、ドラム、ギター、ベースの音それぞれに注目して聴いてください。
 
ボーカルやドラムは中央で聴こえ、ギターは右、ベースは左(ギターとベースは左右逆の場合もあります。)で聞こえる感じがしませんか?
 
それがまさに定位という概念です。
 

 
この画像の横軸が定位ですね。
ダンスミュージックの場合は左右対象に定位を意識することが多く、「中央か外側か」という視点で聴くことが多いです。
 
例えば青枠のLead Synthは500~3000Hzあたりで中央にも外側にも存在していますよね。
 
これは、同じような周波数の音を複数重ねた際、どちらも譲れないものだとしたらこのように「中央に置くサウンドA」と「外側に置くサウンドB」とすることで、周波数の喧嘩を抑えつつ広がりのある音に仕上げることができる考え方です。
 

 
具体的には、Logic Pro X内蔵のDirection Mixerを仕様し、Spread部分を外側に引っ張ると音がサイドに広がるようになります。
 

 
Infected MushroomというDJ/プロデューサーのリリースしている無料のプラグインでもこのような道具が出ており、非常にオススメです!
 
ダウンロードリンクはこちら
 

距離

 
聞き馴染みのある言葉がようやく出てきましたね。
実は今から話す「距離の概念」は、正確には先ほどの定位の中に含まれているものなんです。
 
ですが、分けて考える方が理解しやすいので、ここで距離という言葉を使って説明していきます。
 
距離とは、音楽の世界で言い換えれば「奥行き」です。
 
音楽を聞くときにこの奥行きについて意識して聴いたことはありますでしょうか?僕はありませんでした。
 
ある音は近くで、またある音は遠くで鳴るようにすれば、そこには距離の差が生まれます。
 
この距離の差、いわゆる奥行きの違いをもし各音に表現出来れば、その楽曲は立体的になります。つまり3Dですね。
 
この3Dの考え方に対し、先ほどの定位は音の内側か外側かという平面(2D)の考え方だったので、セットで考えるとより良いです。
 

 
例のごとくこちらの画像。中央の3000Hzあたりに音が集中していますよね。
 
しかしよく見ると、Lead Synth(青)の手前にClap(ピンク)、さらに手前にKick Click(緑)という表現になっています。
 
つまりこれらの音は、周波数も定位も被っちゃってるけど、距離(奥行き)の違いがあると言えます。
 
これはなかなか難しいですよね。自分のミキシング作業に落とし込むのも難しそうです。
 
以下より距離(奥行き)を作るための具体的な戦術です。
 

 
これはLogic Pro X内蔵プラグインのChromaVerbです。リバーブと呼ばれる種類の道具で、そのトラックの音の鳴る空間を変えることができます。
 
簡単に言えば音が響きます。
 

 
上のRoomを選択すると、どういう空間で鳴る感じになるかが選べます。
 
右下のWetは、設定したリバーブ感をどれくらいの割合で見せていくか決められます。
 
Decayはリバーブで響く時間を設定できます。
 
これらのパラメータだけでも理解して触ってみると、音の奥行きを作り出すことが出来ます!
 

まとめ

 

 
こうして改めて見てみると、この図では音の居場所に関する情報が3つの視点によって表現されていると分かります。
 
そしてミキシングとは、まさに楽曲をこのようなイメージで作るということです。
 
ちなみにこの画像は配置の仕方の一例なので、必ずしもこうであるべきではありません。
 
そのプロジェクトによって独自の音の配置を決めてミキシングをすることで音楽のバランスは整いますので、ぜひ挑戦していきましょう。
 
 
GINPEI