音楽制作をスピードアップさせる6つのコト。

皆さん、音楽制作は捗っていますか?
今回はタイトルの通り、音楽制作スピードを上げるための6つの方法をAdam Smithが紹介しています。
 

サンプルを整理する

 

 
制作でまず使わないことはないサンプル。
これは誰しもが持っていると思いますが、持ち方はそれぞれ。
ゲットしたサンプルパックをパッケージのまま保存していたり、ドラムやシンセのワンショットなど種類ごとにフォルダを作って保存していたり、もしくはSpliceやLoopcloudなどのサンプルオーガナイズアプリケーションを使用して保存するか。
個人的には、僕自身も使っているSpliceをオススメします。
Spliceで手に入れたサンプルのみを整理できるので契約者しか使うことはできませんが、ダウンロードしたサンプルが自動的にタグ付けされるため、求めているサンプルを素早く検索することが出来ます!
 

使わないサンプルやプラグインを削除する

 
 
作業スピードを上げるためには、判断が素早くなる必要がありますよね。
選択肢の中にほとんど使わないサンプルやプラグインがたくさん存在すると、リストから本当に求めているものを見つけ出すのに時間がかかってしまいます。
それだけでなく、コンピュータの容量も少なくなるとパフォーマンスに影響が出るため、これまたスピードダウンの原因に。
常に新しいサウンドを探す習慣と、手に入れたけど全く使っていないようなサウンドを断捨離する習慣の両方を意識できると良いってことですね!
 

マニュアルを読む

 
 
原点に立ち返る感じですね。
僕は本来マニュアルを読まない派です。ですが、だからこそ経験から痛感していることは、マニュアルを読むことで「こんな簡単にできる方法があったのか!」という今まで無駄に行なっていた作業に気付くことです。
家具とかを組み立てる時、マニュアルを読まずにある程度組み立ててから「ここのネジ一旦緩めに締めておかなきゃいけなかったやつじゃん…解体してやり直しじゃん…。」なんてことをよくやります。あれほど自分のせいで時間を無駄にする瞬間はありません。笑
音楽制作も同じで、回りくどく行なっていた作業が既存のプラグインの機能を利用することで簡単に実現できたなんてこともよくあります!
 

DAWのショートカットキーを学ぶ

 
 
これは言わずもがなですね!
ショートカットを覚えることで一つ一つの作業をスムーズに行うことはスピードアップに繋がります。DAWソフトの機能を理解し始めた頃は、それらがどのキーボードに適用されているかを覚えるのは大変です。
例えば、スペースキーが再生ボタンであると覚えたとしても、画面上の再生マークが目に入ればそちらにマウスのポインタを運びクリックするクセを脱却するのは意外と難しいです。
最初はショートカットキーを使って作業することの方がいつもより作業スピードを落とすことになってしまいます。ですが、ショートカットを一度覚えてしまえば格段にスピードアップが見込めますので、めげずに頑張りましょう!
 

チェックリストを作成する

 
 
作業する上での「やることリスト」ですね。
普段の楽曲制作の中で必ず行うことをリスト化しておくのです。そうすれば、欠かさず行う作業を頭で覚えておく必要はないし、その分自分は新たなクリエイティブ要素の考察に時間を割くことができます!
以下でチェックリストの例をご紹介します。
 
・BassにKickとSnareのサイドチェーンをそれぞれ追加している
・各ソフトシンセのFXから不要なReverbをバイパスしている
・Drumsだけでも踊れるビートになっている
・KickとSubだけで聴いて音量バランスが取れている
・各パートで主役となる音が明確に存在し、複数の音が喧嘩していない
・オートメーションデータがズレていない
・全てのトラックにおいて、不要なLowをEQでカットしている
・5つ以上プラグインを挿したら一旦全てバイパスし、元のサウンドと比較する
 
などなど、自分だけがわかるチェックリストで良いので、とにかく具体的にたくさん残しておくと良いと思います!
 

携帯とネットの電源を切る

 
 
受験勉強時代を思い出します。
どんな作業においてもスマホとインターネットは僕らの大事な時間を奪い取ります。音楽制作では、他の楽曲を聴いてインスピレーションを受けるためにYoutubeやSoundcloudを開くことはあると思いますが、少し気を抜けば別の動画を開いたりAmazonで欲しいものを探したりして無駄な時間で1日を終えかねません。
集中するためには集中を阻害するものをそもそも排除するのがベストってことですね!
 

まとめ

 
音楽制作に費やせる時間は人によって様々だと思いますが、丸1日を音楽だけに費やせる人は少ないと思います。大抵は仕事や用事が全て済んだ後のわずかな時間で音楽を行うことが多いですよね。
その貴重な時間を最大限活用して音楽制作を充実させるために、今回の6つのことを是非みなさんも試してみてください!
 
GINPEI

Tremoloの応用

  

みなさんこんにちは!

   

今回は、「Tremoloの応用」について解説していきます。

前回のブログ「Impact作成」、「White Noise FX」で、Tremolo秘技として用いました。

すでにこの段階でひと工夫しているのですが、さらにもうひと工夫を加えて、

秘技Tremoloたる所以を解説していきます。

  

  

  

まず、完成されたものをお聴きください。

楽曲は「White Noise FX」のブログで使用したものと同じです。

  

  

ドロップ (サビ) の頭から入っている「White Noise FX」は、前回のブログで作ったものと同じですが、

ドロップが終わってブレイク (抜け) に入った時に鳴っている、

「Impact」と「White Nise FX」には、音の波が一定ではなく、

時間が進むにつれて細かくなっていき、

またその波が大きくなっていくような音の動きになっています。

これをTremoloを使って作っていきます。

「Impact」と「White Noise FX」の作成方法は、前回のブログを参照してください。

  

まず、Tremoloがかかっていないものを聴いてみましょう。

  

  

※「Impact」と「White Noise FX」の両方に同じ設定のTremoloをかけています。

   

「Impact」と「White Noise FX」に同じ設定のTremoloをかけたいので、

Logic Pro Xの機能にある「Stack」という機能を使用します。

これは複数あるトラックをひとつにまとめる機能です。

多くなってしまうトラックをStackとしてまとめて管理することで、

ごちゃごちゃならずに、スムーズに作業を進めていくことができます。

また、同じ設定のプラグインを各トラックに挿すと、

トラックの分だけ同じ設定のプラグインを使用することになります。

これはPCに負荷がかかってしまい、最初の方は問題ないかもしれませんが、

曲を作り進めていく中で、使用するシンセやプラグインなど多くなってくると、

動作が重くなってしまい、再生中に止まってしまったりします。

作業効率PC負荷軽減のメリットがあるStackを使わない手はないですね。

(デメリットはありません。)

  

それでは、Stackにまとめ、応用したTremoloを設定していく手順をみていきましょう。

  

  

 

1 ) Track Stackを作成しよう 

  

まとめたいトラックを選択し、右クリックで「Track Stackを作成」を選びます。

  

  

「サミングスタック」を選び、「作成」を押します。

  

  

※「フォルダスタック」、「サミングスタック」の違いは、詳細欄に書いてあるので省略。

  

すると、このようにふたつのトラックがStackでまとめられました。

   

  

「▼」を押すと開閉できます。

  

  

  

2 ) Tremoloを挿してオートメーションを書こう

  

TremoloをStack Trackに挿し、設定を画像のようにします。

  

   

前回までは「Rate」の設定を、1/4や1/8などにして使用していたのですが、

今回はその設定では、求める効果を得られないので、「Rate」のつまみの右半分を使用します。

(左半分が1/2, 1/4, 1/8, 1/16などの音符単位の設定)

右につまみを回すと「Hz」の値になります。

これは音符間の細かいポイントを設定することができます。

「Hz」の時にはどういうものになるのか、実際に聴きながらつまみを動かしてみましょう。

そして、この右半分でオートメーションを書きましょう。

   

  

オートメーションはこのように書いていて、FXのみの音はこうのようになっています。

  

  

オートメーションは、聴きながら好みのポイントを探ってみてください。

これを楽曲と混ぜると最初にある音源になります。

  

  

  

今回は、ブレイクの部分にTremoloを用いて、この効果を適用しましたが、

ビルドアップやドロップにも使えそうですよね。

また、FX系の音だけではなく、シンセやドラムなどにも。

    

Tremoloだけではなく、みなさんが今、使用しているプラグインにもひと工夫すれば、

さらにおもしろい効果を得られ、楽曲がより良いものになるかもしれません!

それでは、またお会いしましょう!

  

  

  

RYOTA

White Noise FX

   

みなさんこんにちは!

今回は「White Noise FX」の作成方法について学んでいきましょう。

White Noise FXとはその名の通り、ノイズから作られた効果音です。

インパクトFX (←前記事参照) 同様に、

昨今のほとんど音楽に入っており、かかせないものとなっています。

どのようなものか、実際に聴いてみましょう。 

  

   

聴き覚えがある人も多いのではないでしょうか。

Big Room, Future Bass, HouseからPopsまで、様々なジャンルで使われており、

注意して聴いていないと耳に入ってきませんが、気づかないところで活躍しているFXです。

  

今、聴いていただいた通り、White Noise FXがどういったものなのかはわかりました。

ここで疑問に思うのが、この雑音のような効果音が、

どのような効果を持っているのか、果たして本当に必要なのか。

実際に、White Noise FXが入っていない音源と入っている音源で聴き比べてみましょう。

比較するための音源は、Logic Pro XのApple Loopの「Winter Sunrise Synth」をメインに活用し作成しています。(BPM=128)

今は7月でSummerですが、Winterを先取りしました。 (滝汗

また、使用するWhite Noise FXは、上で最初に聴いていただいたものを使用します。

  

  

  

まずは、White Noise FXが入っていない音源を聴いてみましょう。

  

  

これだけでも十分、楽曲として成り立っていますね。

しかし、ここに足りない、重要な役割を持った音があります。

そう、それがWhite Noise FXです。

では、White Noise FXを追加した音源を聴いてみましょう。

  

  

いかかがでしょうか。

気付いていなかった、必要なものが加わったような感じですね。

  

それでは、このWhite Noise FXの作成方法をみていきましょう。

  

  

   

1 ) ES Pを立ち上げよう

  

  

  

  

  

2 ) White Noiseを作ろう

   

   

デフォルトの設定から画像の設定にしています。

ここで大事なことは、NoiseADSR、の設定です。

NoiseはMAXにし、ADSRは画像の設定から自分好みに設定してみましょう。

他のツマミは特にいじる必要はない簡単な操作です。

   

   

MIDIは画像のように、C4で、続けて鳴るように打ち込んでいます。

音程がはっきりあるものは、キーによって弾く音を考慮する必要がありますが、

今回のWhite Noiseは音程がはっきりないので、キーに合わせなくても大丈夫です。  

   

  

   

3 ) LOWカットしよう。

  

今の段階では、このように少しだけ中域から低域も鳴っています。

   

   

White Noise FXを使う理由は、中高域から高域の隙間を埋めることので、

必要としない無駄な低域はEQでカットしましょう。

画像のように500Hzまでカットしました。

    

  

  

   

低域がなくなりスッキリしました。

(最初に聴いたWhite Noise FXだけの音源と同じです)

  

これだけで、White Noise FXが完成しました。

最後に、このWhite Noise FXにもうひと工夫加えます。

  

  

  

4 ) 秘技Tremolo

    

この文字列をみたことがある人もいるかもしれません。

そうです。インパクトFXの作成方法でもTremoloを活用しています。

さて今回はどのような使い方をしているのかというと、

インパクトFXとほぼ同じことをしています。 

上記で作ったWhite Noise FXにTremoloを使用しました。

  

   

設定は画像のようになっています。

いじるところは多くないので、自由に操作してみましょう。

         

   

そしてこのWhite Noise FXを、楽曲に加えたものがこちらです。

   

    

完全に聴き馴染みのある”それ”になりました。

White Noise FXは、このようにドロップ (ビートがあり一番盛り上がるところ) にももちろん使えますが、

ブレイク (ビートがなくなり静かになるところ) にも使え、

いろいろな箇所で使うことができるので、アイディアのままに試してみてください。

   

最後に、今回のサンプル音源は、画像のような構成で作成しています。

参考までに。

  

   

  

    

このWhite Noise FXは、ダンスミュージックではほとんどの楽曲に使われていますが、

必ずしも入れる必要があるわけではありません。

その楽曲にあった、自分のイメージしたものから判断し、

うまく楽曲に取り入れていきましょう!

  

  

   

RYOTA