Spliceのサンプルを使用した楽曲制作

    

みなさんこんにちは!
      

今さら聞けない?今さら聞こう!聞きたい時に聞こう!

今回は、Spliceとは?、Spliceでどんなことができるのか、Spliceの使い方、特に「Spliceのサンプルのみを使った楽曲はどのうようなクオリティになるのか」をみていきましょう。

   

    

Spliceとは

     

楽曲制作をしているとよく聞く「Splice」とは、複数あるサービスの総称です。

(Splice Studio, Splice Community, Splice Sounds, Splice Plugins, Splice Blogからなる)

その中でも、みなさんがイメージしている「Spliceのサンプルが〜」のSpliceは、このSpliceというサービスの中の「Splice Sounds」のことを指しています。

そして、このSplice Soundsから、サンプルをダウンロードしていくことになります。

「Splice Sounds」はサブスクリプション型のサービスです。

現在はプランが画像のように4つあります。

    

     

それぞれのプランで、月々(or年)いくら払い、「クレジット」というポイントのようなものが貰え、そのクレジットを使ってサンプルをダウンロードしていきます。

一番左のプランの場合、「月々$7.99支払いで100クレジットGet」というものです。オススメは、最安の100クレジットのプランです。最初のうちはどんどんサンプルをダウンロードして、クレジットを消費するかもしれませんが、次第にダウンロードするサンプルの数が減っていき、クレジットが溜まっていく一方になりやすいです。はじめは、100クレジットのプランにし、もっとクレジットが必要だと感じてから上のプランへアップグレードをオススメします。

※クレジットが残っていても解約以降クレジットを使用できなくなります。

     

Spliceの他のオススメのサービスには、プラグインやシンセを購入できる「Splice Plugins」というものがあります。

例えば、約2万円のシンセ「Serum」を一括で買うのは厳しい。。。そういった時に、このSplice Pluginsがオススメです。

Splice Pluginsには、「Rent-to-Own」という、月々約1000円ずつ払っていき、全額の支払いが完了すると自分のものになるというサービスがあります。

途中でキャンセルすることもできるので、3ヶ月目(約3000円)でやっぱりこのシンセはいらないなと思ったら、残りの金額は支払わずにキャンセルすることもできます。

逆に、支払い額が残り約1万円になった時にまとめて支払い、自分のものにするということも可能です。

   

   

    

検索方法とダウンロード方法

    

Splice Soundsを契約すると、$7.99のプランの場合、月々100クレジットが溜まっていきます。このクレジットを使ってサンプルやプリセットをダウンロードすることができます。ダウンロードしたサンプルはSplice専用のアプリで管理することができます。

サンプルを探す場合は、アプリ上ではうまく検索することができない場合が多いので、Spliceのサイトで検索することをオススメします。Spliceのサイトでダウンロードしたものは、アプリと紐付けされているので、瞬時にアプリにもダウンロードしたサンプルが入ります。

      

Spliceサイト上での検索方法

   

アーティスト名やキック、スネアなど、キーワードを入力して検索します。

     

気に入ったサンプルがあれば、「お気に入り登録」、ダウンロードができます。

     

このSpliceサイト上でダウンロードしたものが、瞬時にSpliceアプリと紐付けされます。そしてこのアプリ上から使いたいサンプルを、DAWへ「ドラッグ&ドロップ」すれば、そのサンプルを自分の楽曲で使用することができます。

       

アプリ上から使用したいサンプルをDAWへドラッグ&ドロップ

   

     

       

サンプルを使って曲を作ろう

     

使用したSplice Soundsのサンプルは、「Spinnin’ Sounds Trap/Future Bass Sample Pack」です。

       

      

このサンプルパックの中から以下のサンプルをダウンロードし、DAWに読み込み、切り貼りやBPM変更をして、並べて作っています。

     

使用したサンプル

     

完成音源

     

プロジェクト

     

良いサンプルを使用すれば、簡単にクオリティが高い楽曲を作れます。同じサンプルを使ってもアイディア次第で、全く違う楽曲になるので、自分だったらこう使う、などいろいろなアイディアで是非トライしてください!

    

    

     

RYOTA

効果抜群Cut Offオートメーション

      

みなさんこんにちは!

すでにあるトラック、これから作るトラックにも即戦力となるTipを紹介していきます。

自身のトラックで試してみてください。

    

     

[ 効果抜群Cut Offオートメーション ]

       

ドロップパートに入るメインのメロディやコードのシンセがあります。

そのメロディやコードのシンセをビルドアップから鳴らして、ドロップに向かっていくのは、すでにやっていることだと思います。

そこにひと工夫加えるだけで、クオリティの向上、EDMの”それ”になります。

その技法が、「Cut Offのオートメーション」です。

Cut Offは、設定した周波数帯域より上、または下の音を聴こえないように処理することです。例えば、高音域をカットするハイカットは、カットすればするほど、音がこもっているように聴こえます。

このCut Offオートメーションでは、ハイカットしている状態からハイカットしていない状態になるようCut Offのオートメーションを描いていきます。

Cut Offのオートメーションを描くことで、ビルドアップを後押しし、より豪華なものにすることができます。

    

     

Cut Offオートメーションなし

               

Cut Offのツマミが常に全開で、ビルドアップの頭からメロディのシンセがそのまま鳴っています。

       

     

このままでも悪くないのですが、Cut Offのオートメーションを描き、ひと工夫加えます。

   

     

Cut Offオートメーションあり

      

Cut Offオートメーション

       

ビルドアップのスタート位置では、カットした状態からスタートしています。

      

ビルドアップスタート位置のCut Offの数値 3.531

     

ビルドアップの終了位置でCut Offが全開にします。

     

ビルドアップ終了位置のCut Offの数値 10.000

    

       

同じようにコードにもCut Offのオートメーションを描いてみましょう。

      

Cut Offオートメーションなし

      

Cut Offオートメーションあり

        

メロディのシンセ同様に、カットしている状態からカットしていない状態へのオートメーションを描いています。

       

      

メロディとコードのCut Offオートメーションあり

      

シンセ側のCut Offではなくても、EQのハイカットのオートメーションでも、同じような効果を得ることができます。多少、違うニュアンスになることがあるので、好みの手法を使いましょう。

   

    

EQでのハイカットオートメーション

      

ビルドアップのスタート位置では、大きくハイカットし、ドロップの終了位置でハイカットが開いているようオートメーションを描く。

        

ビルドアップスタート位置 ハイカット周波数帯域 500Hz

     

ビルドアップスタート位置 ハイカット周波数帯域 20000Hz

      

昨今、いろいろなシンセがありますが、多少操作性が違えど、どのシンセにもCut Offのツマミはついています。

       

Logic Pro X付属 EXS24

      

NEXUS 2

      

Serum

    

     

今回は、ハイカットしている状態からハイカットしていない状態へのオートメーションを描いていますが、逆に、ハイカットしていない状態からハイカットしている状態もありですし、ローカットした状態からローカットしていない状態なども十分使えるパターンですので、いろいろなCut Offオートメーションを試してみてください!

      

(参考メロディ: Avicii – Heaven)

   

     

RYOTA

サンプルを応用しよう

      

みなさんこんにちは!

今回は、サンプルを応用して、ひとつ上のレベルを目指します。

では、完成トラックをお聴きください。

    

    

Full Track

               

「ギター」「キック」「スネア」「ハイハット」の4つのサンプルを使い、それぞれにひと工夫を加え、構成しています。

   

   

    

1 ) ギターの順番を並び替えよう

                 

オリジナルのギターサンプルをカットし、順番を並び替えます。

     

Before

     

After

                

お好みのギターサンプルを選び(ギター以外も可)、コードが変わっているところでカットします。

このギターサンプルは、1小節ごとにコードチェンジしているので、各小節の頭でカットしています。

メロディだけのサンプルの場合も、同様にメロディが変化しているところで切り分けます。

     

並び替え前 (1→2→3→4)

      

※リバーブやディレイなど、前の音が次の音まで混ざっているようなサンプルの場合、この方法がうまくいかない可能性があるので、できる限りドライなものを選ぶと良いです。

     

カットした後は、分かれたオーディオのリージョンを並び替えるだけです。いろいろなパターンを試して、良い順番を探ってみましょう。

     

並び替え後 (3→1→4→2)

   

   

    

2 ) キックとスネアのサンプルをリバース

     

Kick & Snare

      

選んだキックとスネアを逆再生にするだけなのですが、昨今の音楽に使われていないと言っていいほどのもので、単純なテクニックですが、トラックのクオリティをひとつ上げることができます。

              

リバースにしたいリージョンを選び、左にあるインスペクタの詳細欄から「逆再生」にチェックを入れます。

      

元のキック

  

     

               

「逆再生」にチェック

      

チェック後

       

       

このままでも良いのですが、丁寧に処理をします。

リバースしたキックの最後の部分に、アタックの音が残ってしまっているので、その部分をカットし、フェードインしてくるように設定します。

      

     

     

フェードイン: 300, フェードアウト: 1

   

    

スネアも同様にリバースし、1回目と2回目のリバースをボリュームが大きい部分、小さい部分で使い分けています。

                      

Snare + Reverse Snare

               

   

1回目と2回目のリバースを使い分けることにより、緩急をつけることができます。

   

   

                

3 ) ループパターンを並び替えよう

                 

音は好きだけどリズムパターンが気に入らないという時に、そのループサンプルを使うことを諦めていませんか。

ループパターンを並び替えることで、使えるループにすることができます。

               

HiHat Before

               

                      

HiHat After

    

好きなところを選び、カットして並び替えています。

               

     

      

                     

Full Track

   

プロジェクト

   

    

サンプルの順番を少し並び替えるだけで、、おしいけど使えないと思っていたループサンプルが使えるようになり、より良いものができます。

これらのテクニックを取り入れることで、トラックのクオリティが上がっていくので、是非お試しください!

       

      

     

RYOTA

Logic Pro X便利機能 5 Tips

       

みなさんこんにちは!

曲を作っている時は、音楽だけに集中したいですよね。

こんな機能があったらもっとスムーズに作業が進められるのにな、と思ったことはないでしょうか。

ちょっとした操作方法を知っておくだけで、作業効率がアップします。

それではさっそく、Logic Pro Xの便利機能を紹介していきます。

   

     

   

1 ) MIDIノートのクオンタイズ

      

音源を立ち上げ、リアルタイムにキーボードで演奏して録音することがあると思います。

ピアノがうまく弾けて、生演奏感をそのまま出したい場合は、問題ないのですが、あまりうまく弾けない場合、リズムがよれよれになっていしまいます。

    

          

ズレているMIDIノート

     

各MIDIの頭が少しずつずれてしまっています。

    

このズレたMIDIノートをひとつひとつ直していくのは、時間がかかり少し面倒臭いですよね。

そこでショートカットキーを使いましょう。

    

全てを選択(Command + A)し、「Q」をクリックします。

     

            

すると、このようになります。

     

                     

       

グリッドの頭には揃ったのですが、まだ少しずれています。これはクオンタイズの設定が1/16になっているからです。

ずれているMIDIノートが1/16のグリッドに近い方に合わせるので、タイミングが速すぎたり、遅すぎたMIDIノートは理想よりも前後して、クオンタイズされてしまいます。

この後は、自分で聴いて確認しながら、MIDIノートを移動しましょう。

      

     

    

     

2 ) すべてのMIDIノートの長さを統一

     

MIDIノートの長さがバラバラの時に、すべて同じ長さにできれば便利ですよね。

そのコマンドが、長さを揃えたいMIDIを選択した後に、「Shift + Option +MIDIノートの長さを操作」で一気にMIDIの長さを揃えることができます。

    

      

また、MIDIノート間のスペースを空けずに、次のMIDIノートまで伸ばしたい場合、伸ばしたいMIDIを選択し、MIDIノート上で右クリック、「ノート終了位置から後続のノートまでトリム (レガートを適用)」を選択します。

私のPCでは設定されていませんが、ほとんどの場合、デフォルトで「Shift + ¥」がショートカットキーです。

     

    

次のMIDIノートまで伸ばす。

      

    

    

    

3 ) MIDIノートのベロシティを統一

    

MIDIをリアルタイムで打ち込んだり、ベロシティを操作したい場合に、すべてのMIDIノートのベロシティを一気に統一させることができます。

     

統一させたいMIDIノートを選択し、左側にある「ベロシティ」を「Option」を押しながら操作します。

    

   

   

    

4 ) MIDIノートの移動

    

メロディやコードなどフレーズはそのままに、MIDIノートを高くしたり低くしたり、1音だけ上下させたい時がありますよね。

そんな時に、    

      

1オクターブずつの上下移動: Shift + Option + 十字キー上下

1音ずつの上下移動: Option + 十字キー上下

    

このショートカットキーでMIDIノートを効率良く移動させることができます。

     

現状

     

C3〜D4の範囲

      

1オクターブ高くする (Shift + Option + ▲)

      

C4〜D5の範囲 

      

1オクターブ下げる(Shift + Option + ▼)

     

C2〜D3の範囲

      

1音上げる (Option + ▲)

      

すべて1音ずつ上の音へ   

  

    

     

5 ) 曲の構成変更

    

このような構成の曲を作っているとします。

ブレイク   |   ビルドアップ   |   ドロップ  |   ドロップ   |   アウトロ

    

     

例えばドロップがひとつ(8小節分)多いと思った場合、消したいドロップのリージョンをすべて消した後に、空いたスペースへ前後のリージョンをすべて移動しますよね。

これで問題なくできることではあるのですが、少し面倒です。

     

消したいパートのリージョンをすべて選択

     

消して空いたスペースへ移動したいすべてのリージョンを移動

     

構成修正終了

     

通常はこの手順で構成の修正を行なっていると思うのですが、これを素早く行えるショートカットキーがあります。

      

消したいパートのところでループを作る

     

      

「Control + Command + x」で消したいパートが消え、空いたスペースに後ろのすべてのリージョンが移動します。

    

    

この2手順だけで構成の変更が終了します。とても便利です。

また、逆にドロップをひとつ増やしたい場合もありますよね。

    

増やしたいところでループ

     

「Control + Command + z」でループを組んだところのリージョンがすべて消去されます。    

         

         

ここからのショートカットはないのですが、増やしたいパートのリージョンをコピーして、修正終了です。  

        

       

また、この作業の際にオートメーションの移動に関してどうするかは表示されます。

        

         

今回は、あったらいいな、な便利な機能を紹介しました。

Logic Pro Xの機能を活かし、作業効率を上げ、音楽に集中してより良い制作を!

      

        

         

RYOTA