マクドナルドが音楽制作について教えてくれること。 by edmprod

こんにちは。今回はedmprodというElectronic Dance Musicの総合ポータルサイトで見つけた素晴らしいブログ記事をご紹介していきます。
 
元記事はこちらです。
 
 

皆さんは映画『創設者』を観たことがありますか?
 

マクドナルドを帝国にした男 レイ・クロックの伝記ドラマです。
 

彼の成功の鍵の一つは、プロセス管理とワークフローでした。
言い換えれば、”どれだけ早く食事をお客さんの手に渡せるか。”ということです。
 
この記事では、マクドナルドがどのように運営されているかから、あなたが自身の音楽制作活動に取り込むことができる3つのことを共有しようと思います。
 

簡単に言うとこんな感じです。
 

・下準備作業をする
・目標時間の設定
・継続的な改善
 

1.下準備をする
 

マクドナルドでは、仕事はキッチンの外から始まります。
 

フライドポテトは店に着く前にはもう半調理状態になっています。チキンナゲットもそうです。
 

マクドナルドでは、調理済み/加工済みの食品を多く使用しているため、非常に早く食事を組み立てることができます。
 
また、ユニバーサル・ホールディング・キャビネットと呼ばれるものも使用しており、最大20分間食品を保持することができ、注文を見越してアイテムを「予調理」することができます(午後12時前にビッグマックを20個調理し、ランチタイムの顧客に迅速に提供できるようにUHCに配置することもあります)。
 
音楽プロデューサーとして、効果的に仕事をしてアウトプットを増やしたいのであれば、下準備作業が必要です。
 
 

・サウンドデザインだけに取り組むためのセッションをスケジュールする。将来のプロジェクトで使えるプリセットやサウンドのライブラリを構築。
 

・パーカッションのループを事前に作成しておく。
 

・メロディやコード進行を書くだけの “ライティング “セッションがあれば、新しいプロジェクトを簡単に始めることができます。
 
 
この下準備作業をすることで、楽曲制作のプロセスが格段に楽になります。
ゼロから何もする必要はありません。すでに作ったものを組み立てるのです。
 

 

2.目標時間
 

マクドナルドで働く場合、仕事が割り当てられ、その仕事の目標時間が設定されています。
 

例えばパテを焼く場合、目標時間は45秒かもしれません。それを超えてはいけません。
 

これがファストフードがファストフードである理由の一つです。料理の下ごしらえ、調理、配送には、非常に迅速で効率的なシステムがあります。
 

制作する際にはそれぞれの制作作業に目標時間を設定しましょう。例えばメロディとコード進行を45分で書くことを目標にしてみてはいかがでしょうか。アレンジを1時間半以内に仕上げることを目標にするのも良いですね。 
 
 

3.継続的な改善
 

1975年、シエラビスタの軍事基地の米兵は、制服を着ている間は車から降りることを禁止されていました。
 

これを見たマクドナルドは、彼らを「失われた顧客」と考え、史上初のドライブスルーを導入しました。
 

企業として常に新しいことを試し、既存のプロセスを改善し、システムを洗練させています。
 

プロデューサーである私たちは、ワークフローについても同じことができます(そしてすべきです)。自問自答してみてください。
 

1) 私はどこに行き詰っているのか?私はどの作業が遅いのか?
 

あなたは作曲に一番苦戦しているかもしれないので、AbletonのスケールやコードMIDIエフェクトのような作曲補助ツールを使っているかもしれません。
あるいは、アレンジが難しいと感じた場合は、サブトラクティブアレンジのように8小節のループを作成し、それをトラックの長さに合わせて複製し、特定の場所のサウンドを削除して論理的なアレンジを作成するという方法もあります。
 

 

2) 私の作業の流れは、自分の作りたい音楽を作るのに役立っているか?
 

あなたの作業の流れは、あなたが作りたい音楽のタイプに合わせて最適化されていなければなりません。
例えば、ポップスを作ることが目的であれば、ソングライティングとアレンジを最適化する必要があります。メロディやコード進行を書いている間に、サウンドデザインに気を取られてはいけません。ですから、サウンドデザインを曲のプロジェクトのワークフローからできる限り取り除きましょう。

 

3) 私のワークフローの中で、成功すれば素晴らしい結果をもたらすであろう、テスト/実装できることは何ですか?
 

Ableton Liveでの作業時間を大幅に短縮してくれたのは、一般的なネイティブオーディオエフェクトのデフォルトプリセットを設定することです。
このような方法で時間を節約できることはありませんか?デフォルトを設定することかもしれませんし、別々のサウンドデザイン/ライティングセッションを試してみることかもしれません。数週間試してみて、何がうまくいくか見てみてください。
 
 

アクションステップ。制作の流れの改善を今すぐ始める方法
 

このようなレッスンは、現実の世界で適用されなければ何の価値もありません。

忘れないように、ここでは生産ワークフローを改善するために使える3つのレッスンを紹介します(私はそれらを実行可能なステップに変換しました)。
 
 

ステップ1: 定期的に(2週間に1回程度)サウンドデザイン、ループ、メロディなどを作成するための準備セッションをスケジュールします。すべてのものを、簡単にアクセスできる個人用のフォルダに入れておきます。
 

ステップ2:次のプロジェクトの目標時間を設定します(トラック全体の目標時間、作曲の目標時間、アレンジの目標時間、ミキシングの目標時間)。スマホやラップトップのタイマーを使って、その時間を守るようにしましょう。
 

ステップ3: 現在の作業の流れの中で、改善できることを一つ選びましょう。キーボードのショートカットをいくつか覚えたり、最もよく使う3つのプラグインに新しいデフォルトを設定したりしてみましょう。それを今日中に実行しましょう。
 
 
あなたは最大30分でこれらのすべてのステップを完了することができますが、それは実際に仕事をすることになると、ちょうどあなたがコミットすることを確認してください。これらすべてのことを書き留めて、あなたの準備のセッションをスケジュールしてください。
 
 

まとめ
 

今回の記事は普段の自分の作曲プロセスを様々な視点から改善できるきっかけを与えてくれます。
 
この記事ではとても重要なことをたくさん書いておりますが、僕なりに最重要ポイントを1つにまとめてみました。それは、
 
「作曲において本当に大切なことだけに脳みそを使おう」
 
です。
 
まとまってますかね…。笑
 

毎回行うような作業に脳みそを使って音楽アイデアに使う脳みそのリソースが減っていてはもったいないですからね。
 
僕も常に意識していこうと思います!
 
 
GINPEI

スタジオの時間を最大限に活用する5つの方法

自宅待機期間が続き皆さんいかがお過ごしでしょうか?
 
僕は家で過ごす時間を続ける中で、「これは今まで通りの過ごし方だと1日を無駄にするな…。」と感じました。
 
今回の記事では、音楽制作をする上での自宅スタジオでの時間の過ごし方について紹介していこうと思います!
 
 

サウンドを準備する
 

 

スタジオをキッチンだとします。
料理ではまずはじめに何を作るかを具体的に決めておきますよね。
そしてその料理に必要な材料をキッチンに用意しておきます。
音楽制作も同じです。
まずはそのプロジェクトで必要なものを予め用意しておきましょう。
そのトラックで使う可能性があるシンセやサンプルの一部を置いておきます。
最初にこのように準備しておくことで、楽曲の方向性が時間とともにブレる心配も減りますし、いちいち作業の手を止めることもありません。
 
 

To-Doリストを準備
 

 

シンプルにやることリストです。
これも上の話と同じですが、予め何を行うかの指標が立っていることで作業は一気に効率が上がります。
この時重要なのは、「目標を決めるリスト」にしないことです。
目標ってとても重要なものですが、モチベーションに左右されやすいですよね。ちょっと気分が乗らない時に「1曲完成させる!」といったリストを見ても僕みたいな意志の弱い人は動く気になれないです…。笑
 
オススメは「超具体的な手順リスト」です。
例えば、「プロジェクト◯◯のビルドアップを完成」などですね。
 
 

暇つぶしの沼を排除
 

 

スマホって最高ですよね。いつでも誰にでも連絡取れるし、自分の投稿に誰がいいねしてくれたかチェックできるし、そのついでに色んなおもしろ投稿を見れます。
スマホを開いた瞬間、本来の開いた目的なんて関係ありません。全く予定になかったアクションが永遠と行われます。
この最初のきっかけから排除しなければいけません。
というわけで、「別の部屋に置いておく」「WiFiを切っておく」などできる限りのことをしてスタジオを神聖な場にするのもいいですね!
 
 

タイマー設定
 

 

キッチンタイマーをデスクに置いてタスクの遂行に制限時間を設けます。
昔の僕は、クリエイティブなインスピレーションに時間制限なんてかけたらクオリティが下がると思ってました。
実際は逆で、ある程度の制限を設けることの方が直感的な感性に目を向けることができて結果的に良いものに仕上げることができます。
「キッチンタイマー」ってところが重要ですね。スマホのアラームだとまた沼にはまってしまいます…。
 
 

作業プロセスを分けてみる
 

 

「まずはビートやメロディの構築、それらが終わったらミックスをする」といった感じで作業の工程を分けるのも良いですね。
今日は小難しいことはやらずにアイデア出しだけをやろうと決めておくと今までにない自由な作品が生まれて新しいマインドに目覚めることもあります!
 
僕の場合まずはエフェクタには何も入れないとルールを決めたりします。
音同士のバランス調整はボリュームフェーダーしか使わないと。
このメリットは、バランスを整えることをエフェクターに頼らなくなることです。
元のサウンドの時点で問題があれば別のサウンドを使用するというように作業をシフトできるので、結果的にそのあと行うミックスも綺麗に仕上げやすくなります。
 
 

まとめ
 

どれだけの時間を費やすかではなく、どのように過ごすかが重要です。
 
スタジオ以外での仕事の取り組み方や、家族と過ごしているなど環境は人それぞれです。
 
そんな中で音楽に取り組む機会があれば、それを最大限に活用したいですよね。
 
準備が整っていると、何時間にもわたって無限のパラメータを微調整する必要がなくなり、未完成の音楽が一気に進みます!
 
今回も相変わらず、自分に言い聞かせる記事でした。
 
 
GINPEI

音楽制作ワークフローガイド by StevenCymatics

「よし今日は丸1日作曲のことだけ考えて過ごすぞ!」って日はなかなか作れませんよね…。学校、仕事、ジム、英会話、断れない飲み会を全てこなしながら時間を見つけて作曲を行わなければいけません。そうなると、せめて作曲中の作業効率は最大限引き上げておきたいですよね。限られた時間の中で形にする術を身につけることがそれを実現させます!
人間が高いモチベーションを維持するための秘訣は、「明確な目標」を持つことではなく「明確な手順」を知っておくことだなんて言われたりもしています。
 
前置きが長くなりましたが、今回は世界最大級のEDMサンプル配信会社Cymaticsの共同設立者Steven Cymatics氏の掲げる”プロデューサーのための効率的なワークフロー”を紹介しながら、その力を身につけていきましょう!
 
StevenCymaticsの記事はこちら
 

スピーディにDAWを操作する
 

 
”プロデューサーは常に新しいアイデアを試しています。 

プロデューサーは素早くアイデアをテストできる恩恵を10倍の速さで得ることができます。たとえ全てのアイデアが完璧でなくても、より多くのアイデアとより多くのトラックを掘り出すことができるなら、いずれは成功するでしょう!

私が今まで見てきた素晴らしいプロデューサーは皆、DAW操作に関していつも超高速です。”
 
自分が使っているDAWソフトが何であれ、それ自体の操作方法をしっかり理解していることは、当然音楽制作のスピードアップにも繋がりますよね。
よく、どのDAWソフトが良いかの議論が起こりますが、これはもちろん細かい機能の面で違いはあれど、1つを使い込めばどれを用いても曲を形にするスピードに大差はありません。
 

ショートカットはベストフレンド
 

 
“Shortcutsは、使い始めたばかりのときに最も良い方法です。

DAW内の何かをクリックするのに2秒かかる場合と,トラック制作に非常に大きな影響を与えるショートカットをクリックするのに2秒かかる場合だったら、どうでしょう?。”

 
これは以前の記事でも話していましたが、ショートカットを覚えることは作曲プロセスのスピードを上げるためには絶対的にオススメします。
覚えるまではショートカットを使う方が時間がかかる場合もあります。ですが、定着してからの効率は爆発的に向上するため、頑張って覚えていきましょう!
スマホのフリック操作も、それに慣れた人はものすごいスピードで文章を入力していますよね。
 

曲作り以外のスキルを構築する
 

“ほとんどのプロデューサーは毎週多くのトラックをスタートさせますが、しばしば技術を高めることに没頭します。

これは、ミキシング、サウンドデザイン、音楽理論などにフォーカスできるよう、時々曲を作らないことを意味します。”
 
「曲を作る」というダイレクトな目標を一旦忘れ、そのクオリティを高めるための勉強に集中してみる日も大切です。
例えばミキシングを学ぶと、周波数やステレオワイドなど音の居場所について理解できるため、結果的に楽曲制作を行う上での音選びが非常に効率的になります。
音楽理論について学べばコードやメロディを考えるのに時間がかからなくなるため、これまたスピードアップに繋がります。
試合に勝つために練習試合ばかりするのではなく、走り方、筋トレ、食事についてしっかり理解することで結果を出すことができるわけですね。
 

サンプル収集に精通する
 

“100万個のサンプルを持っていたとしても、トラックを作るたびに何も考えずサンプルをクリックしていたら意味がありません。

お気に入りのサンプルを整理するのに時間をかけて、サンプルパックを調べると、曲を書く時間になると一気に役立ちます。”
 
必要なものを必要な時にすぐ見つけられる収納をしておかなければなりません。
特にサンプルは良いものを見つけるたびにダウンロードしてしまいがちなので、それらをこまめに整理整頓しておきましょう。
例えばジャンルごとにまとめたり、音の種類ごとのフォルダを作っておいたりして、望んだ種類のサンプルにすぐにアクセスできる環境づくりを意識してみて下さい。
 

他のプロデューサーが音楽を作っているのを見る
 

“巨人の肩に立つ。 

文字通り数千もの制作ビデオやライブストリーム、さらにはプロジェクトの解説まであり、業界トップのプロデューサーが音楽の作り方を披露しています。 

それぞれのプロデューサーには、プロデュースに役立つ独自の技があります。 

そんな芸を習いましょう。”
 
究極的に成長スピードを上げることができるのはこれですね。やはりプロの動きを見て盗むことの重要性は音楽制作の業界にも共通していることです。
Youtubeの解説動画や周りにいる音楽プロデューサーのスタジオにお邪魔して作業を見せてもらったり、音楽制作のレッスンを受けることは最も効率的で早い技術習得の方法の1つと言えます。
 

まとめ

 
DAWソフトを使った音楽制作は、序盤の挫折がとても多いです。
その理由の多くが「どう使ったら良いかわからないから」です。
ある程度の仕組みとそれを素早く操作するショートカットだけ頑張って理解すれば、そこからはひたすら楽しい世界が待っています。
どうか、序盤で苦しんでもすぐに画面を閉じたりせず、解決のために打開していく動きを止めないでください!
 
GINPEI