DTM初心者の時期こそ楽曲を完成させるべき話。

こんにちは。講師の銀平です。
 
僕は楽曲を完成させることが苦手でした。
16小節のアイデアはすぐに作ることが出来ても、その先が進まない。
当時はBlasterjaxxやW&WのようなBigRoomを作ることが好きで、そういった曲をコンセプトにひたすらアイデアを出していたのですが、それらは全てドロップ(メイン)パートでした。
 
「決まったパートでも良いからアイデアを出しまくる。」これ自体は決して悪いことではありません。反復することでDAWソフトの操作に慣れることが出来るし、形にする習慣が身につきます。
 
一方で、完成させる習慣が無いと生じるいくつかのデメリットもあります。
・流れをイメージできなくなる
・展開を変える術が身に付かなくなる
・作るのが苦手なパートが生まれる
 
これらのデメリットを解消するためにも、完成させる習慣を身に着けることは大事です。(昔の自分に言いたい)
 

 

クオリティに納得がいかないのは当たり前
 

今回の記事は以前の自分に向けての内容と言っても良いかもしれません。
 
楽曲制作をスタートさせてしばらくは、曲を始めから終わりまで作りきることはなかなか難しいです。
理由の一つに、「クオリティに納得がいっていないから」というものがあります。それにより、途中でそのプロジェクトを閉じ、新しいプロジェクトで心機一転頑張ります。
しかしながら、それを続けると「作りきる」習慣がなかなか身につきません。
 
クオリティに納得がいく日はもう少し先になるので、今はそれよりも「全体を作る」という楽曲制作には絶対に欠かせないスキルを身につける練習をしましょう。
 

FXをとりあえず使ってみる
 

例えば、16小節のメインパートを作ることが習慣になっていれば、今日からブレイクのパートを作ってみましょう。この時、どちらのパートを作るときも最初は流れや構成などは気にしなくてもOKです。
流れを意識せずとも、2つのパートさえ作ることができれば、FXのサンプルを使うことでそれらを綺麗に展開することが出来ます。
 
以下のサウンドをお聞きください。
 

 
これらのサウンドはSpliceからダウンロードしたもので、いずれも「reverse」と検索することで見つけることが出来ます。
こういった、文字通りリバースされるサウンドを、各パートの終わる瞬間に配置することで「新たなパートへ向かっている兆し」を聞き手に伝えることが出来ます。
 
続いてはこちらをお聞きください。
 

 
これらは「impact」、「downlifter」といった種類のサウンドです。
こういったサウンドをパートの始まる瞬間に入れてみると「新しいパートが始まった」ことを聞き手に伝えることが出来ます。
 

まとめ
 

こういったFXをうまく取り入れることで、バラバラに作られているパートを1つの流れにすることが出来ます。
 
この接着作業をきっかけに、各パートの流れを自然にさせるために音選びや構成をイメージできるようになり、クオリティに関わらず全体像を形にする習慣が身につくようになります。
 
この流れのイメージを膨らませるために、好きな曲を参考にしても構いません。
真似になることは全く悪いことでは無いため、どんどん取り入れながら完成癖をつけていきましょう!
 
 
GINPEI

BLACKPINKのKill This Loveリメークの仕方

突然ですが、当校で講師を務めております私銀平ですが、Youtubeを始めました。
内容はダンスミュージックの制作についてで、2019年10月現在は数本の動画をあげております。
企画、撮影、編集を自分で行なっているためまだまだお見苦しい状態ではありますが、DAWソフトを使った音楽制作に関する情報が未だそれほどに多くないYoutubeに一石を投じる(言い過ぎ)Youtuber(?)になれるよう尽力してまいりますので、どうか暖かい目で見届けて下されば幸いでございます。
 
というわけで今回は、「BLACKPINKのKill This Loveリメークの仕方」こういったテーマで解説をしていきます。
 

 

一番目立つブラスの作り方

 
この曲で最もキャラクターを発揮しているブラスサウンドですが、動画ではどのように作ったかを話しているのですが、使ったサンプルについてはこちらです。
 

 
Spliceからリリースされている、Trap系DJ/ProducerのAlexander Lewisのサンプルパックから用いました。
 

 
余談ですが、このAlexander Lewisはトロンボーン奏者でもあり、ライブでは自身の楽曲を演奏しながらDJをしたりと非常にクールな方です。
 

 
同じシンセサイザーをしょっちゅう使っていると(僕はSERUMばかり使う癖が…)選ぶプリセットも決まってきてマンネリ化する場合があるので、そういう時は何か気に入ったサンプルを適当に突っ込んでみて、どんな音になるかわからないまま取り組んでみると面白い発見があったりします。
 
Kill This Loveのトラックのブラスも、実際本当に極端なくらいディストーションをかけて原型を留めていない状態にしているのですが、これがキャラクターとかっこよさに繋がっていますよね!
 

ドラムを打ち込む時のちょっとした工夫

 
もちろん工夫なんてものは無限にあるのですが、ちょっとしたことでも印象を大きく変えることができます。まずはこちらを聴いてください。
 
1. ベロシティ(強弱)が一定

 
2. ベロシティの低いものを随所に配置

 
それぞれを聴き比べていかがでしょうか?2の方がリズムに抑揚があり、印象的になりますよね!
もちろん1でも聞こえ方に問題はありませんが、こんなちょっとした一手間で1つのサウンドが面白いものに変わります。
実はこの“1つのサウンドが面白いもの”であることは結構重要なんです。
 
ダンスミュージックは音数も多く密度のある作品に仕上がりやすいため、たくさんの音をレイヤーするとなんだか”それっぽい”曲に聞こえてくるものです。
そのため、1つのサウンドを丁寧に作り込む癖がなかなかつきにくいんです。(まんま昔の僕です。)
 
というわけで、プロジェクトが停滞している時は新しいサウンドを探すだけでなく、今あるサウンドをよりユニークにするための工夫ポイントを探してみるのもアリですね!
 

プリセットを使う

 
このプロジェクトでもそうですが、僕はプリセットを使いまくっています。
正直、シンセを立ち上げて1から作り込む前に、まずちょうどいいプリセットを探すことから始めています。笑
なぜそのような選択になるかというと、世界中で超優秀なシンセのプリセットは無限に存在しているからです。ものすごく極端に言うと、自分が求めているサウンドは全て、すでにプリセットとしてどこかに存在していると言うことです。そうなると、1から作る前にプリセット選びをすることは大切かなという僕個人の意見です。
 
ですが、だからと言ってシンセの仕組みを何も知らなくていいわけではありません。シンセの仕組みをある程度理解しておくことで、選択したプリセットが正しく自分の楽曲に機能するかどうかの判断、また自分のプロジェクトに最適化するための微調整ができるようになります。これとっても重要です!
 
プリセットをうまく使いこなすことで作曲のスピードは一気に上がるので、積極的に使っていくことをオススメします!
 
最後に、僕のオススメのプリセット配信レーベルを紹介して終わりにしようと思います。
 
Evolution Of Sounds


 
Future Bounce、Future House、Tropical House、Progressive House、Technoなど幅広いジャンルのプリセットがあります。SERUMやSylenth1のシンセ用のプリセットが充実しています。
 
AUBIT


 
Future Bass系のプリセットが豊富です。
ODESZA、The Chainsmokers、Petit Biscuitなどのアーティストにインスパイアされたパッケージが多くラインナップされています。実際のアーティストネームをほんの少しもじった感じのものが見受けられます。笑
 

まとめ

 
結果Kill This Loveのリメークの仕方から話が逸れていった感はありますが、楽曲制作のレベルを上げていくためのティップスをご紹介させて頂きました。
機会がありましたらこういったYoutube動画を深掘りした記事をまた上げていこうと思いますので、是非セットで勉強していただければ幸いでございます。
 
インスタとツイッターも更新しております。音楽制作の情報をアップしています。
 
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最後まで読んで下さりありがとうございました!
 

GINPEI

音楽制作ワークフローガイド by StevenCymatics

「よし今日は丸1日作曲のことだけ考えて過ごすぞ!」って日はなかなか作れませんよね…。学校、仕事、ジム、英会話、断れない飲み会を全てこなしながら時間を見つけて作曲を行わなければいけません。そうなると、せめて作曲中の作業効率は最大限引き上げておきたいですよね。限られた時間の中で形にする術を身につけることがそれを実現させます!
人間が高いモチベーションを維持するための秘訣は、「明確な目標」を持つことではなく「明確な手順」を知っておくことだなんて言われたりもしています。
 
前置きが長くなりましたが、今回は世界最大級のEDMサンプル配信会社Cymaticsの共同設立者Steven Cymatics氏の掲げる”プロデューサーのための効率的なワークフロー”を紹介しながら、その力を身につけていきましょう!
 
StevenCymaticsの記事はこちら
 

スピーディにDAWを操作する
 

 
”プロデューサーは常に新しいアイデアを試しています。 

プロデューサーは素早くアイデアをテストできる恩恵を10倍の速さで得ることができます。たとえ全てのアイデアが完璧でなくても、より多くのアイデアとより多くのトラックを掘り出すことができるなら、いずれは成功するでしょう!

私が今まで見てきた素晴らしいプロデューサーは皆、DAW操作に関していつも超高速です。”
 
自分が使っているDAWソフトが何であれ、それ自体の操作方法をしっかり理解していることは、当然音楽制作のスピードアップにも繋がりますよね。
よく、どのDAWソフトが良いかの議論が起こりますが、これはもちろん細かい機能の面で違いはあれど、1つを使い込めばどれを用いても曲を形にするスピードに大差はありません。
 

ショートカットはベストフレンド
 

 
“Shortcutsは、使い始めたばかりのときに最も良い方法です。

DAW内の何かをクリックするのに2秒かかる場合と,トラック制作に非常に大きな影響を与えるショートカットをクリックするのに2秒かかる場合だったら、どうでしょう?。”

 
これは以前の記事でも話していましたが、ショートカットを覚えることは作曲プロセスのスピードを上げるためには絶対的にオススメします。
覚えるまではショートカットを使う方が時間がかかる場合もあります。ですが、定着してからの効率は爆発的に向上するため、頑張って覚えていきましょう!
スマホのフリック操作も、それに慣れた人はものすごいスピードで文章を入力していますよね。
 

曲作り以外のスキルを構築する
 

“ほとんどのプロデューサーは毎週多くのトラックをスタートさせますが、しばしば技術を高めることに没頭します。

これは、ミキシング、サウンドデザイン、音楽理論などにフォーカスできるよう、時々曲を作らないことを意味します。”
 
「曲を作る」というダイレクトな目標を一旦忘れ、そのクオリティを高めるための勉強に集中してみる日も大切です。
例えばミキシングを学ぶと、周波数やステレオワイドなど音の居場所について理解できるため、結果的に楽曲制作を行う上での音選びが非常に効率的になります。
音楽理論について学べばコードやメロディを考えるのに時間がかからなくなるため、これまたスピードアップに繋がります。
試合に勝つために練習試合ばかりするのではなく、走り方、筋トレ、食事についてしっかり理解することで結果を出すことができるわけですね。
 

サンプル収集に精通する
 

“100万個のサンプルを持っていたとしても、トラックを作るたびに何も考えずサンプルをクリックしていたら意味がありません。

お気に入りのサンプルを整理するのに時間をかけて、サンプルパックを調べると、曲を書く時間になると一気に役立ちます。”
 
必要なものを必要な時にすぐ見つけられる収納をしておかなければなりません。
特にサンプルは良いものを見つけるたびにダウンロードしてしまいがちなので、それらをこまめに整理整頓しておきましょう。
例えばジャンルごとにまとめたり、音の種類ごとのフォルダを作っておいたりして、望んだ種類のサンプルにすぐにアクセスできる環境づくりを意識してみて下さい。
 

他のプロデューサーが音楽を作っているのを見る
 

“巨人の肩に立つ。 

文字通り数千もの制作ビデオやライブストリーム、さらにはプロジェクトの解説まであり、業界トップのプロデューサーが音楽の作り方を披露しています。 

それぞれのプロデューサーには、プロデュースに役立つ独自の技があります。 

そんな芸を習いましょう。”
 
究極的に成長スピードを上げることができるのはこれですね。やはりプロの動きを見て盗むことの重要性は音楽制作の業界にも共通していることです。
Youtubeの解説動画や周りにいる音楽プロデューサーのスタジオにお邪魔して作業を見せてもらったり、音楽制作のレッスンを受けることは最も効率的で早い技術習得の方法の1つと言えます。
 

まとめ

 
DAWソフトを使った音楽制作は、序盤の挫折がとても多いです。
その理由の多くが「どう使ったら良いかわからないから」です。
ある程度の仕組みとそれを素早く操作するショートカットだけ頑張って理解すれば、そこからはひたすら楽しい世界が待っています。
どうか、序盤で苦しんでもすぐに画面を閉じたりせず、解決のために打開していく動きを止めないでください!
 
GINPEI