みなさんこんにちは!
今回は、サンプルを選ぶ際のキーの考え方についてみていきましょう。
自分で作っている曲のキーとサンプルのキーをどのように考え探していますか?
作っている曲のキーが「Cメジャー」の場合、Spliceなどから検索する/選ぶキーは、「Cメジャー」のみでしょうか?もちろんこれは正しいのですが、今回のキーについての知識を身につけるだけで、キーを変えることなく選択の範囲を広げることができます。
この知識があれば、曲のキーが「メジャー」でも「マイナー」のサンプルを使うことができます。
例えば、作っている曲が「Cメジャー」の場合、曲にマッチするサンプルは「Cメジャー」のサンプルと「Aマイナー」のサンプル、2つのキーのサンプルから選び使うことができるということです。
それはどのようにしてわかるのでしょうか。
答えはとても簡単で、音楽理論を深く学ぶ必要はなく、「キャメロットシステム (五度圏)」というものを使います。
Camelot System
各キーと同じ枠に表記されている「A」がマイナーキー、「B」がメジャーキーを表し、同じ数字同士を「=」と結びつけることができます。(正確には「=」とは限りませんが、ほとんど「=」と考えて問題ありません(≒)。)
例えば、「Cメジャー = Aマイナー」や「Aメジャー = F#マイナー」などが成り立つことを、瞬時に確認することができます。
それぞれのメジャーキーとマイナーキーが「=」で成り立つのは、使える音が同じだからです。
「Cメジャー」の場合、使える音は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」で、「Aマイナー」でも使える音は「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ」なのです。
曲のキーが「Cメジャー」で、リードのサンプルを探す際に「C Maj」と「A min」の2つのキーで検索することができ、選択肢が倍になります。
「leads」/「C Maj」検索
「leads」/「A min」検索
また、違うキーで検索する場合にも、「メジャーキー」と「マイナーキー」から考えることができます。
曲のキーが「Cメジャー」で、「C Maj」で検索してもいいサンプルがなかった場合、
・メジャーキーでキーが±1つ違う「Bメジャー」、「D♭メジャー」
同時にマイナーキーでも考えることができるので、
・マイナーキーでキーが±1つ違う「A♭マイナー」、「B♭マイナー」
と考えることができ、選択肢が広がります。
キーについて理解が深まると、楽曲のアレンジの幅が広がります。今回は、メジャーキーとマイナーキーの関係を簡潔にまとめましたが、音楽理論の知識を増やすことで、楽曲の深みやアレンジの楽しみも広がるでしょう。
RYOTA
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