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Insert vs Send

ドラゴンボールZのオープニング曲「CHA-LA HEAD CHA-LA」の最初の
スネアのダブらせたようなDelayエフェクトはInsert?Send?
オッスこんばんは。



今回は、DelayやReverbのような空間系エフェクトを使用する際に、
「Insert (インサート)」にするのか、「Send (センド)」にするのか。
この話について触れていきましょう。



まず、Insertとは、そのチャンネルに直接プラグインを挿すことです。
画像のようにAudio 1のチャンネルにLogic Pro X付属のChromaVerbが挿してあります。

次に、Sendとは、Aux (オグジュアリ) トラックを作成して、そのAuxトラックにプラグインを挿すことです。
※Auxトラックとは、複数のトラックをまとめる補足的な役割のトラックのことです。
画像のように、Aux 1を作成し、Aux 1トラックにChromaVerbが挿してあります。
Aux 1のリバーブ成分をAudio 1の原音に混ぜて調節していきます。

Insertは、原音そのものに空間系エフェクトをかけます。
Sendは、AuxトラックにSendで送った空間系エフェクトを原音に混ぜます。



日本の音楽では、必ずと言っていいほどSendを使っています。
海外では逆に、Insertがほとんどです。
※ジャンルにもよるので一概にではありません。

日本で音楽を学ぶ際、この工程で「必ずSendで」と言われることがほとんどだと思います。
ここが海外のダンスミュージックの「音」に今一歩近くならない原因かもしれません。
特にEDMのようなサウンドでは、SendではなくInsertで空間系エフェクトをかけてみると、
急に「ぽく」なる場合が多くあります。
いまいち音の感じがうまくいかない時に、Sendを使った空間系エフェクト処理を行なっていたら、
Insertでの空間系エフェクト処理に切り替えてみてください。
より良い結果が得られるかもしれません。



楽曲制作のどの工程にも言えますが、どちらが正解、不正解はなく、必ずこの処理を、というものではありません。
もちろん、逆の処理方法で、いい結果を得られることもあります。
いろんな方法を試して、気に入るサウンドをみつけて作っていきましょう。

 

 

 

RYOTA

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