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飛び道具”テープストップ”

   
みなさん、こんにちは!
一気に暑くなってきて、いよいよ夏を感じてきましたね。

  

今回は、Logicの機能を使って、飛び道具的に使える「テープストップ」のやり方をご紹介します。

テープストップとは、レコードを止めた時に生じるサウンドエフェクトのことです。

ぴたっと止まるのではなく、再生速度を落としながら止まります。

文字だけではわかりずらいと思うので、どのような効果のサウンドなのか聴いてみましょう。

  

  

最後のところのサウンドです。

聴いたことがあるエフェクトですよね。

テープストップなしの場合、以下のようになります。

  

  

テープストップなしのままでもいいかんじですが、

何かひとつほしいな、というときは、テープストップを試してみましょう。

  

  

  

では早速、テープストップのやり方を説明します。

このテープストップは、オーディオファイルのみに使用できる機能で、

MIDIの場合は、オーディオファイルに変換する必要があります。

  

使用した音源は画像のような、MelodyとDrumのふたつのオーディオファイルで構成されています。

Melodyのオーディオファイルに、テープストップをかけてます。 

  

  

  

1 – テープストップをかけたいリージョンを選択します。

  

  

  

2 – 左上のリージョンという文字の隣「▶︎」をクリックし、開きます。

  

     

           

3 – その中の「詳細」を開きます。

  

  

  

4 – 「フェードアウト」いう項目を、「速度ダウン」に変更します。

  

  

  

5 – その隣の数値を変更して、テープストップの効き具合を調整します。

サンプル音源は、数値を「400」に設定しています。

  

  

  

オーディオファイルの右側がオレンジになったのがわかります。

これで、テープストップ効果を得ることができました。

  

  

ちなみに、「速度ダウン」に変更せず、「フェードアウト」のままだと、

単純にボリュームを下げる効果になります。

その場合、オーディオファイルの右側は白くなります。 

  

  

このテープストップは、オーディオファイルのリージョンの始まりと終わりに使用することができます。

例えば、2小節目のところにテープストップをかけたい場合、

かけたい2小節目のところで、オーディオファイルを分割する必要があります。

  

  

「フェードイン」のところも同様に「速度アップ」に変更すれば、

徐々に速度が速くなりながら再生される効果を得られます。 

  

実際に、「速度アップ」、「速度ダウン」を使ってみました。

  

  

設定は、

Melodyの左のリージョンが「速度アップ:なし、速度ダウン:100」。

右のリージョンが「速度アップ:500、速度ダウン:400」です。

    

  

  

いかがだったでしょうか。

このテープストップをアイディアとして持っておくことで、

曲中のスパイスとして使用ことができ、ひとつの武器として活躍するはずです。

  

  

  

RYOTA

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