みなさんこんにちは!
今回は、サンプルを応用して、ひとつ上のレベルを目指します。
では、完成トラックをお聴きください。
Full Track
「ギター」「キック」「スネア」「ハイハット」の4つのサンプルを使い、それぞれにひと工夫を加え、構成しています。
1 ) ギターの順番を並び替えよう
オリジナルのギターサンプルをカットし、順番を並び替えます。
Before
After
お好みのギターサンプルを選び(ギター以外も可)、コードが変わっているところでカットします。
このギターサンプルは、1小節ごとにコードチェンジしているので、各小節の頭でカットしています。
メロディだけのサンプルの場合も、同様にメロディが変化しているところで切り分けます。
並び替え前 (1→2→3→4)
※リバーブやディレイなど、前の音が次の音まで混ざっているようなサンプルの場合、この方法がうまくいかない可能性があるので、できる限りドライなものを選ぶと良いです。
カットした後は、分かれたオーディオのリージョンを並び替えるだけです。いろいろなパターンを試して、良い順番を探ってみましょう。
並び替え後 (3→1→4→2)
2 ) キックとスネアのサンプルをリバース
Kick & Snare
選んだキックとスネアを逆再生にするだけなのですが、昨今の音楽に使われていないと言っていいほどのもので、単純なテクニックですが、トラックのクオリティをひとつ上げることができます。
リバースにしたいリージョンを選び、左にあるインスペクタの詳細欄から「逆再生」にチェックを入れます。
元のキック
「逆再生」にチェック
チェック後
このままでも良いのですが、丁寧に処理をします。
リバースしたキックの最後の部分に、アタックの音が残ってしまっているので、その部分をカットし、フェードインしてくるように設定します。
フェードイン: 300, フェードアウト: 1
スネアも同様にリバースし、1回目と2回目のリバースをボリュームが大きい部分、小さい部分で使い分けています。
Snare + Reverse Snare
1回目と2回目のリバースを使い分けることにより、緩急をつけることができます。
3 ) ループパターンを並び替えよう
音は好きだけどリズムパターンが気に入らないという時に、そのループサンプルを使うことを諦めていませんか。
ループパターンを並び替えることで、使えるループにすることができます。
HiHat Before
HiHat After
好きなところを選び、カットして並び替えています。
Full Track
プロジェクト
サンプルの順番を少し並び替えるだけで、、おしいけど使えないと思っていたループサンプルが使えるようになり、より良いものができます。
これらのテクニックを取り入れることで、トラックのクオリティが上がっていくので、是非お試しください!
RYOTA
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