みなさんこんにちは!
今回は、認知度が高いリバーブプラグインValhalla DSP「ValhallaRoom」について詳しく見ていきましょう。
特に、EDM系の曲を作っていると、How to動画や海外アーティストの制作動画などでよく目にするプラグインですよね。
ValhallaRoomは高品質なところもさることながら、使いやすく、価格も$50(Valhalla DSPはセールを行いません。)とお求めやすいところも多くの人に使われている理由となっています。
Valhalla DSPは、各プラグインのマニュアルがありません。Webページの説明を見るか、プラグイン内で各パラメータにカーソルを合わせると、プラグイン下に表示される簡易的を見ることができます。
リバーブ量を調整します。0%に近いと原音の割合が大きく(ドライ)、100%に近いとリバーブの割合が大きくなります(ウェット)。
※ヒント
インサートでかける場合は、ミックスでリバーブのかかり具合を調整します。センドでかける場合は、ミックスを100%にして、センド量やフェーダーでリバーブ量をコントロールします。
「MIX」をクリックすることで、MIXパラメータをロックすることができ、プリセットを変更してもMIXの数値は変わりません。
プリディレイは、リバーブがかかり始める時間を設定します。
音が発音されて、壁に反射して返ってくる時間を設定できるということなので、部屋(空間)の大きさを設定することに役立ちます。
※ヒント
家の中など狭い空間ならプレディレイの数値は小さく、体育館やホールなど広い空間ならプレディレイの数値は大きくなるということです。
リバーブの長さを調整します。
※ヒント
2.00sくらいまでだと身近な現実的なリバーブの長さになり、それ以上にするととても響く教会や非現実的なリバーブにすることができます。
リバーブ成分の低音をカットすることができます。
アップデートで「LO CUT」が追加されたので、旧バージョンのままの方はアップデートしましょう。
※ヒント
インサートの場合、このLO CUTを使うことでリバーブの低音を処理することができます。センドの場合、このLO CUTを使わず、下段にEQを挿して調整することもできます。
リバーブ成分の高音をカットすることができます。
※ヒント
「LO CUT」同様インサートの場合、このHI CUTを使うことでリバーブの高音を処理することができます。センドの場合、このHICUTを使わず、下段にEQを挿して調整することもできます。
「DEPTH」がValhallaRoomのユニークなところで、初期リバーブと後期リバーブをひとつのプラグイン内でコントロールすることができます。
0%にすると初期リバーブのみになり、100%にすると後期リバーブのみになります。
後記の「EARLY」「LATE」セクションで、それぞれの調整をすることができます。
※ヒント
初期リバーブがあることで、長いリバーブの後期リバーブを認識することができやすくなります。
「DEPTH」の初期リバーブの調整をするセクションです。
・Early Size
初期リバーブのパルスの長さをミリ秒単位で調整します。「DEPTH]が0%に設定されている場合、10~50msの長さで、狭い空間の初期反射をシミュレートしたり、強い残響減衰がない広いステレオイメージを作成したりするのに便利です 。
・Early Cross
ステレオクロスミキシングを制御します。基本的に、アーリークロスの設定値を低くすると、ミックスの空間イメージを維持し、値を大きくしていくとリバーブのステレオ感が増します。
・Mod Rate
コーラスモジュレーションエフェクトにあるように、コーラスのスピードを調整することができます。
・Mod Depth
「Mod Rate」で調整したコーラスのかかり具合を調整することができます。値を大きくしていくとリバーブにコーラスが強くかかった音を作ることができます。
リバーブの音が”揺れる”ため、古い音を演出することもできます。
・Early Send
「EARLY」から「LATE」に送る量を調整します。「Early Send」を”0″にすると「EARLY」と「LATE」は並列になり、”1″にすると直列になります。
・Diffusion
密度を調整することができます。Valhalla DSPはほとんどの場合、”1.0″のまま使用することを推奨しています。
・Space
バージョン2.0.0から追加された新機能で、Predelayと初期リバーブのつながり具合を調整できたり、パーセンテージを上げることで、後期リバーブなしで長いリバーブを作ることができます。
いじってみると面白い効果を得ることができたり、サウンドデザインの一部になったり、色々な発見もあると思います。
このセクションはかなり複雑なコントロールができるので、基本的にはデフォルト設定で、もう一歩踏み込んだ設定がしたい時に触って見るくらいでいいと思います。
リバーブの音作りも大切ですが、この細かな調整で、せっかくの制作モチベーションが止まってしまうのはもったいないですからね。
・Late Size
空間のサイズを調整します。値が大きいほど空間が広くなり、より広がりのあるサウンドが得られます。
・Late Cross
0.0に設定すると、左右チャンネルにそれぞれ独立したリバーブが適用され、一方のチャンネルに入力された信号はそのチャンネル内でのみ減衰します。
値を大きくすると、信号が減衰するにつれてステレオイメージ全体にエネルギーが広がり、その速さは「Late Cross」と「Late Size」の両方によって決まります。
・Mod Rate
これも「EARLY」セクションと同じように、コーラスのような効果の速さを調整することができます。
0.5Hz前後のレートでは減衰時のアーティファクトを滑らかにするのに役立ち、1Hzを超えるレートは豊かなコーラス効果を加えることができます。
・Mod Depth
「Mod Rate」の効果をどれだけ加えるか調整します。
「LATE」の方は、リバーブモードの設定にも依存し、Bright Roomモードでは、同じMod Depth設定でも他のモードよりもランダムなピッチの揺れがより顕著になるようです。
・Bass Mult
「DECAY」で設定した中周波数の減衰時間に対して、低周波数の減衰時間を調整します。
例:
・”0.5X”(0.5倍)に設定し、「DECAY」を2秒に設定すると、低周波のディケイタイムは1秒。
・”2.0X”2.0倍に設定し、「DECAY」を2.0秒に設定すると、低周波のディケイタイムは4秒。
リバーブの低域西部を少なくしてスッキリさせたい場合は、「Bass Mult」の値を小さくすると良いでしょう。
1.0Xより大きい場合はホールなどの広い空間を再現するのに適しており、1.0Xより小さい場合はより小さな空間を再現するのに適しています。
1.0Xより大きい場合は「温かみ」が増し、1.0Xより小さい場合は「明瞭さ」が増すイメージです。
・Bass Xover
低音域の減衰と中音域の減衰のクロスオーバー周波数をヘルツ単位でコントロールします。
Valhalla DSPによると、300Hz~1500Hzの範囲に設定すると最も効果的なようです。
・High Mult
「Bass Mult」と同じようなセクションで、「DECAY」で設定した中周波数の減衰時間に対して、高周波の減衰時間を調整します。
例:
・”0.25X”に設定し、「DECAY」を2秒にすると、高周波の減衰時間は0.5秒。
・”0.5X”に設定し、「DECAY」を2.0秒にすると、高周波の減衰時間は1秒。
高周波は空気によって比較的速やかに吸収される傾向があるため、「High Mult」を0.5倍以下に設定すると、より自然な減衰が得られます。
「High Mult」を使用してリバーブの減衰の明るさや暗さを好みに合わせて調整できます。
・High Xover
中域の減衰と低域の減衰(Bass Mult×DECAYで制御)の間のクロスオーバー周波数をヘルツ単位でコントロールします。
通常では、3000Hz~8000Hzの値が使いやすいようです。
こちらも複雑すぎるので、基本的にはデフォルト設定で、もう一歩踏み込んだ設定がしたい時に触って見るくらいでいいと思います。
どんなところリバーブなのか選ぶことができます。
楽曲の雰囲気にどのリバーブがマッチしているか、切り替えながら設定してみましょう。
プリセットを選ぶことができます。
「ValhallaRoom」と、名前は”Room”なのですが、”Hall”や”Plate”などのリバーブも含まれています。
※ヒント
リバーブの設定が難しい場合は、まずはプリセットから良さそうな設定を選び、微調整すると良いでしょう。
右上のGUI MODEをクリックすると「Old School」「Electric Blue」の二つを切り替えることができます。
Old School
Electric Blue
DAW付属のリバーブしか持っていない方は、最初に持っておくと良い、いつまでも使えるおすすめのリバーブです。
使いやすく、素早くしっくりくるリバーブを作ることができる点もとても優秀です。
RYOTA





コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。