みなさんこんにちは!
今回は、ブレイクセクションでのインパクトFXのNG・注意点をみていきましょう。
それでは、以下の音源が良くない例です。
改善すべきところが2ヶ所 (0:00, 0:15)あるのですが、どこが良くないのでしょうか。
それぞれでみていきましょう。
1 ) 0:00
ここでは、インパクトFXとシンセの低域がぶつかり合っています。多くの音が入っていなく、なかなか見えづらいところなのですが、注意するべきところです。
Synth
どちらの低音要素をメインとするかを考えると良いでしょう。
・Impact FXの低音をメインとする場合
インパクトFXが鳴っているときに、シンセの低音がないように、EQのローカットをオートメーションで描きます。
Synth Low Cut Automation
インパクトFXがなる瞬間に、120Hz以下をカットし、オートメーションで徐々に戻しています。
こうすることによりお互いの低域を邪魔することなく配置できます。また、ブレイク始まりのアレンジとして、ハイカットのオートメーションを描くことも良いですね。
Impact FX + Synth Low Cut High Cut Automation
・シンセの低音をメインとする場合
先ほどとは逆に、インパクトFXの低音をEQでローカットしましょう。
Impact FX Low Cut
これでシンセの低域はそのままに作ることができます。
Impact FX Low Cut + Synth High Cut Automation
あるいは、インパクトFXに低音がないものを選ぶことも良いです。
2 ) 0:15
このセクションは、ドロップの考えと同じで、キックの低音、さらに、シンセの低音とも干渉してしまいます。アレンジにもよりますが、ここでキックの低音、シンセの低音をカットして、インパクトFXの低音を優先することはないと考えてよいでしょう。
ですので、インパクトFXの低音をEQでローカット、あるいは、低音がないインパクトFXを使用するという選択になります。
Impact FX Low Cut
インパクトFXの代わりに、クラッシュや低音がないFXを使用するとこのようになります。
Crash + FX
前回のドロップと今回のブレイクを合わせるとこのようになり、ドロップからブレイクの展開を作っています。(Impact FXのNG -ドロップ-)
Drop + Break
お互いの低音の割合が少ないもの同士だった場合、同時に演奏しても問題ないこともありますが、今回のようなインパクトFX、シンセの両方に多くの低音要素がある場合、改善策を考えた方が良いです。
他のセクションでも、どの楽器が低域を担当しているか明確にした上で、アレンジを進めていくとより良いクオリティの楽曲が作れるでしょう!
RYOTA
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