みなさんこんにちは!
今回は、「チャンネルストリップ (Channel Stip)」についてご紹介いたします。
みなさんはチャンネルストリップがどのようなものかをご存知でしょうか。
いろいろなプラグインメーカーからリリースされており、チャンネルストリップという文字をよく目にしているかもしれません。
以下のようなものがチェンネルストリップで、各メーカから数多くリリースされています。
Plugin Alliance / Brainworx bx_console SSL 4000 E
Universal Audio / SSL 4000 E Channel Strip
WAVES / SSL EV2 Channel
レコーディングスタジオと聞くと画像のようなツマミやフェーダーがたくさん付いている大きな“卓 (Console コンソール)”をイメージするのではないでしょうか。
赤枠で囲んであるコンソールの縦一列が1チャンネルとなっており、各チャンネルに各音を割り当てることができます。1チャンネルにはドラムのキック(キックの録り方により複数チャンネル使用)、10チャンネルにはエレキギター、20チャンネルにはリードボーカル、など各トラックを各チャンネルに割り当てミキシングします。
Logic Pro Xなど各DAWのミキサーがそれにあたります。
Logic Pro Xミキサー画面
このコンソールから1チャンネル分を抜き出したものがチャンネルストリップです。
チャンネルストリップには、EQ/コンプレッサー/ゲート/エキスパンダーなど備わっています。
どのチェンネルストリップも同じようなものなのに、なぜいろんな種類のチャンネルストリップが各メーカーからリリースされ、使い分ける必要があるのか、と疑念に思います。
コンソールには、様々な種類の有名なメーカーのコンソールがあり、それらがそれぞれの出音やEQ/コンプのかかり方がが違うため、エンジニアは好みに合わせてコンソールやチャンネルストリップ(プラグイン)を使い分けています。
有名なメーカーには、SSL (Solid State Logic), Neve, API, Focusriteがあり、各プラグインメーカーからもこれらのコンソールをエミュレート(模倣)したチャンネルストリップがリリースされています。
その中でも特に多くリリースされている、SSL 4000 Eというチャンネルストリップを用いて、機能のご紹介をいたします。
Plugin Alliance / Brainworkx bx_cosole SSL 4000 E
フィルターセクション
Filterセクションはハイパス/ローパスができるEQのセクションです。
コンプレッサーセクション
Compressセクションでは、コンプレッサーをかけることができます。SSL 4000 Eならではのコンプのかかり具合があり、好んで使われています。
エキスパンダー/ゲートセクション
エキスパンダーとゲートのどちらかをかけることができるセクションです。
「EXP」のボタンを押すことで切り替えることができます。
EQセクション
EQのセクションです。4バンドのEQで帯域やQ幅を設定し、ゲインでコントロールします。
アナログコンソールのエミュレートなので、Fabfilter Pro Q3などのようにEQポイントを増やすことはできませんが、自然なかかり具合で、音作りもしやすいです。
マスターセクション
インプットやアウトプットのゲインをコントロールします。
Plugin Allianceのチャンネルストリップのエミュレートはおもしろく、「TMT」と「THD」という機能が備わっています。
「TMT」は、アナログコンソールの各チャンネルの微妙な”違い”を再現しています。具体的には、実機のコンソールはアナログなので、各チャンネルが全く同じ出音になることはなく、チャンネルを通った音に微差が生じます。それを再現することができ、1チャンネルにキック、2チャンネルにスネアなどチャンネルを設定し割り当てることができます。
「THD」は、そのコンソールで生じるサーチェレーションの付加をコントロールすることができます。
各メーカーから数多くの種類のチャンネルストリップがリリースされていますので、デモを試して気に入ったものを購入すると良いです。最近では、頻繁にセールを行っていますので、定価で購入することは避け、セールのタイミングを狙いましょう。
RYOTA
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