みなさんこんにちは!
今回は、リバーブの「Predelay (プリディレイ)」という機能を用いたテクニックをご紹介します。
違いがわかりやすいよう、スネアで比較しています。まずは、リバーブがかかっていないドライの状態のものをお聴きください。リズムがわかるようにハイハットを追加しています。
Snare Dry
次に、Predelayなしのリバーブをかけたものがこちらです。
Snare Reverb
Reverb

Predelayを使用する理由は、大きく2つあります。
1 ) 原音の輪郭を残す
2 ) リバーブでグルーヴ(リズム)を作る
1 ) 原音の輪郭を残す
これは、スネアなどの打楽器だとわかりやすいです。
通常のリバーブをかけると、原音が鳴った瞬間にリバーブがかかるので、リバーブを深くかけていくと、原音自体がリバーブでぼやけていきます。
Snare Reverb 100%
Reverb 100%

これは、わかりやすくWetを100%にした状態ですが、20%の時も実質、原音がぼやけはじめていることになります。リバーブでぼやけた音が良いときもあるので、その時の求める音によって使い分けます。
リバーブを深くかけたいけど、深くかけたら原音がぼやけてしまうときに、ひとつの方法として「Predelay」が有効です。
Snare Reverb Predelay 1/4
Reverb Predelay 1/4

「4分音符」分遅れてリバーブがかかるようになります。こうすることで原音そのものの輪郭は残しつつ、リバーブをかけることができます。
同様にPredelayの数値を、「1/8」、「1/16」にしたものをお聴きください。
Snare Reverb Predelay 1/8
Snare Reverb Predelay 1/16
「1/4」では明らかに遅れて聴こえるリバーブなっているので、楽曲に取り入れる時には、「1/64」や「1/128」など少し遅れてリバーブがかかるようなPredelay設定にすると良いでしょう。
2 ) リバーブでグルーヴ(リズム)を作る
Predelayありのリバーブでリズムを加えることによって、リバーブをかける前にはなかった、新たなグルーブを作ることができます。
このような、ピアノのコードバッキングがあります。
Piano Dry
このピアノにPredelayがないリバーブをかけます。
Piano Reverb
次に、Predelayを使ったリバーブをかけます。
Piano Predelay 1/16
Reverb Predelay 1/16

Predelayを「1/16」にしてリバーブをかけ、「1/16」のリズムがもうひとつ加わることによって、新たなグルーヴを作ることができます。
また、ボリュームが小さな「1/16」のPredelayが鳴っていることにより、近くにいる「原音のピアノ」と、遠くにいる「Predelayのリバーブのピアノ」の音の距離を作り出すことができ、このふたつの距離が音に「立体感」を生みます。
シンセ音源にもPredelayは有効です。
Synth Reverb
Synth Predelay 1/16
Reverb Reverb Predelay 1/16

PredelayなしのリバーブとPredelayありのリバーブ、それぞれ比較しながら使い分けてみましょう!
RYOTA
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