みなさんこんにちは!
今回は、KygoやMarshmelloからONE OK ROCKなど、様々なジャンルの多くのアーティストが取り入れている、
「Vocal Chops (ボーカルチョップス)」を作っていきましょう。(前編後編)
※ボーカルカットアップと言われることもある。
言葉としてはあまり聞いたことがないかもしれませんが、
音で聴いてみると聴き馴染みのあるものだと思います。
少し敷居が高い、難しいそう、やり方がわからない、と感じていた方は、
これを機に、Vocal Chopsを使いこなしていきましょう。
まずは、完成されたものお聴きください。(Key=Cメジャー、BPM=110)
聴いてみるとわかるように、ボーカルのいち音いち単語を使ってメロディを奏でているものがVocal Chopsです。
1 ) メロディを考えよう
まずは、Vocal Chopsで使う大元となるメロディを考えましょう。
ここでは、みなさんがいつもメロディを考えているやり方で構いません。
最初は難しいかもしれませんが、Vocal Chopsになるイメージをしながらメロディを考えるとうまくいきやすいです。
(ここのメロディは、こんなかんじで発音してーーーなど。)
Vocal Chopsにする前は、このようになっています。
2 ) Vocal One Shotを選ぼう
1 ) で考えたメロディに当てはめるVocal One Shot (歌中のボーカルのいち音いち単語を切り取ったもの) を選びます。
この選び方は、2パターンあります。
1. サンプルパックなどに入っているVocal One Shotを使う。
2. アカペラから切り取る。
今回は、1の方法で進めていきます。
2のポイントは、
・長い音符のところを使う
・母音 (あいうえお) を使う
このふたつのポイントを基本に持っておけば、うまくいきやすいです。
選んだVocal One Shotは、この3つ (A, B, C) です。
A
B
C
この3つを選んだ理由は、それぞれソロで聴いて、
これでうまくいきそうかな、というアバウトなイメージです。
一度試してみて、うまくいかなかったら違うワンショットに換えれば大丈夫です。
直感で「良さそう」と思ったものを選んでみましょう。
3 ) Vocal One Shotの音を調べよう
選んだワンショットをDAWに取り込みます。
この段階で、それぞれのワンショットがどの音 (ドレミ) でなっているのか、確認する必要があります。
どの音なのかわからない方は、Logic付属の「Tuner」を使いましょう。
ワンショットのオーディオを入れたチャンネルにTunerを挿し、
ワンショットを再生すれば、そのワンショットがどの音なのか判別してくれます。
使用したワンショットは、A=ド#, B=ド, C=ドでした。
3 ) Vocal One Shotをサンプラーに取り込もう
3つのワンショット全てを選択し、新規サンプラートラックに変換します。
「ゾーンの作成元」は、リージョンを選びます。
「EXSインストゥルメント名」は、Vocal Chopsにしました。(何でも構いません)
すると、新しいMIDIトラックができます。
そして、現段階では、C0にA、C#0にB、D0にCに配置されています。
これでは、メロディを弾くことができません。
(この3つの鍵盤でしか音が鳴らないため)
最初に考えたメロディをそのまま、このワンショットたちに奏でてもらいたいので、
サンプラーで設定する必要があります。
今回はここまでです。
続きは、次回「Vocal Chops -2- 」でお会いしましょう!
お楽しみに!
RYOTA
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