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The Grandeur

        

みなさんこんにちは!

先日10/1に、Native Instruments社からKomplete 13が発売となりました。

Kompleteには、ピアノやストリングス、ギター、ドラムなどのアコースティックな生楽器音源から、MassiveやFM8などのポップスからダンスミュージックまで幅広く使えるシンセ、Raum(リバーブ)やDriver(歪み)などのエフェクトプラグインまで一気に揃ってしまうので、持っておいて損はない製品です。

そんな万能Kompleteの音源の中から、おすすめのピアノ音源The Grandeurをご紹介します。

              

The Grandeur

                   

The Grandeurデフォルト設定

                 

Theグランドピアノという印象で、低音もしっかり出て、高音も綺麗に延びてくれます。

ポップスからEDMなダンスミュージックまで馴染み、使いやすいです。

                 

The Grandeurは細かな設定ができるようになっています。

「Tone」の項目では、ピアノの音色の調整ができます。

                     

                     

「Anatomy」の項目では、演奏者がペダルを踏んだ時に出る音や、ピアノの弦をハンマーが叩く音などのノイズを加えることができ、よりピアノを感じることができます。

                 

          

「Space」の項目では、リバーブをかけることができます。

           

            

以上の画像のような設定に変更した音源がこちらです。

                 

設定後The Grandeur

                 

ピアノの音が強くなり、リバーブがかかり、「Anatomy」で設定した「Noises」がいい味を出しています。

アコースティックな曲にはもちろん、ダンスミュージックにもマッチしてくれます。

               

そして、よりEDMな音作りも可能です。

                

              

先ほどは、MIDIで強弱を付け、リアルなピアノ演奏感を出していましたが、今回は、より機械的になるよう、ベロシティを統一しています。

EDMなどのトラックのブレイクなどでよくあるようなピアノの音です。

歪まないようにOverdriveをかけます。これには、減衰するピアノの音を最後まで大きく延びているように聴こえさせる理由もあります。

             

              

ブレイクパートを意識し、ハイカットしているところから、徐々に開いていく作りにしています。

ハイカットは、200Hz-2000Hzの範囲でオートメーションを描いています。

                

             

Delayを、少し音が返ってくるよう薄くかけます。

            

                       

EDMのブレイクにあるふわっとしたような質感と広がりを出すために、リバーブを深くかけます。

                   

               

最後に、空間系ごとコンプレスするために、OTTをがっつりかけます。

OTTを挿す順番は空間系プラグインより前がいい時もありますので、順番を入れ替えながら好きな音になる方にしましょう。

                                   

               

このテクニックは、他のピアノ音源でも同様にでき、オススメです。

The Grandeurは、特別に音に癖がないので、様々なジャンルで活用できます。

ピアノ音源に限らず、今持っている音源でなかなか納得がいく音にならないとき、一概ではないですが、それは良い音源を使うだけで解決される問題かもしれません。

           

             

              

RYOTA

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