みなさんこんにちは!
今回は、サイドチェイン(ダッキング)させるプラグインを4つご紹介します。
サイドチェインとは、任意のトラックの音量などをトリガーとなる信号によってコントロールする手法のことです。
多くの方が1番にイメージするのは、EDMなどのドラムが全面に出ているようなダンスミュージックで使われている「キックに対してのサイドチェイン」だと思います。
これはキックが鳴ったときに、シンセなどにサイドチェインがかかり、キックが鳴るタイミングでボリュームが小さくなり、キックが鳴り終わる頃に元のボリュームに戻ります。
Kickstart LFOTool VolumeShaper Duck
Nicky Romeloが携わっているサイドチェイン専用のプラグインです。
サイドチェインをかけたいトラックにKickstartを挿すだけで、すぐにサイドチェインをかけることができます。
この”すぐできる”ということはとても重要で、細かな設定をせずにある程度しっかり効果を得ることができるのは、制作のモチベーション維持に大きく関わってきます。
Kickstartは細かな設定ができないため、一定のタイミング(四つ打ちなど)でしかサイドチェインをかけることができません。
金額も比較的に安価なので、一番最初に購入するサイドチェインプラグインとして、また制作レベルが上がり細かな設定を行うようになった後も、すぐにサイドチェインをかけられるプラグインとして持っておいて損はないでしょう。
シンセサイザー「Serum」で有名なXfer Records社からリリースされているプラグインです。
LFOToolは、サイドチェインのかかり具合を絵を描くように自由に設定することができます。また、通常のサイドチェインのボリュームのコントロールと同時にカットオフなどの帯域をコントロールすることができます。
MIDI信号をトリガーにすることができ、四つ打ちなどの一定のタイミング以外のサイドチェインも可能です。
実は、Kickstartと同じ会社Cableguysからリリースされているプラグインで、サイドチェインのかかり具合を自由に設定することができ、Low, Mid, Highの3帯域ごとにサイドチェインのかかり具合を設定することができます。
LFOTool同様にMIDI信号をトリガーにでき、四つ打ち以外の曲にも対応できます。
Devious Machins社からリリースされている「Perfect Sidechain Ducking」を謳っているプラグインです。
Duckもサイドチェインのかかり具合を自由に設定することができ、LowとHighの2帯域に分けてサイドチェインのかかり具合を設定することができます。
そして、Duckはこのようなサイドチェインプラグインの中で、唯一オーディオ信号(キックやスネアなどのオーディオ)をトリガーにすることができます。MIDI信号もトリガーにでき、四つ打ち以外の曲にも対応できます。
通常のサイドチェイン、MIDI・オーディオのトリガーと帯域を分けてのコントロール。紹介したサイドチェインプラグインの中で最も知名度が低いと思いますが、パーフェクトサイドチェインダッキングを謳っているだけの実力はあるでしょう。
紹介したプラグインは、それぞれ少しずつ機能が異なり、それぞれの良さがあります。自分の使いやすいお気に入りのサイドチェインプラグインを見つけましょう!
RYOTA
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