みなさんこんにちは!
今回は、Native Instrumentsからリリースされているピアノ音源「NOIRE」をご紹介いたします。
NOIRE Walkthrough
NOIREには、通常のグランドピアノ音源「Pure」と「Felt」音源が付属しています。
NOIREは、しっかりした生ピアノの響きがありつつ、NOIREにしかないようなシネマチックなニュアンスがある独特なトーンや雰囲気を持つピアノ音源です。
強く打鍵する激しい楽曲にはあまり向いていない、優しい楽曲に向いている印象です。
リアルさを追求したピアノ音源を求める場合には、あまりおすすめしないピアノ音源です。
リアルなピアノ音源を求める方には、「CFX Concert Grand」「Hammersmith Pro」がおすすめです。
NOIRE Basic Pure
「Pure」を読み込んだデフォルトの状態です。この演奏のような優しく弾く楽曲にはとても合うと思います。
「Pure」の音源からプリセットを選ぶこともでき、各パラメータで好みのサウンドへ微調整することも可能です。
NOIRE Basic Felt
「Felt」を読み込んだデフォルトの状態です。「Pure」とはまた違い、より優しく包んでくれるようなサウンドをしています。
NOIREのFeltピアノは、他ピアノ音源のFeltピアノより、「サッ」というFeltピアノ特有のノイズが小さめで、主張しすぎず、Feltピアノのニュアンスを持っているところがお気に入りです。
NOIREには、さまざまなノイズを付け加えることができるパラメータがあります。
このページでは、ピアノ自体の”ノイズ”、ペダルを踏んだ時の音や鍵盤から指を離した時の音などを、どう加えるか、チューニングの設定ができます。
このページでは、ピアノのステレオ感やピアニストが発するノイズ(椅子が軋む音など)、Vinylノイズ/雨音などを付け加えることができます。
NOIREにはユニークなパラメータ「Particle Engine」が搭載せれています。
Particle Engine
先ほどのピアノ演奏(同じMIDIデータ)に自動的にノートを生成(Arpのような)して、ユニークな演奏、アイディアを与えることができます。
BGMなど雰囲気づくりをするための使い方にマッチしそうです。
そのパターンの微調整など、あまり融通が効かないところがあり、試してはみるものの、なかなか最終採用にはなりにくい感触です。
Particle Engine使用時の演奏
Particle Engine設定
最後にピアノ候補にあがりやすい、「Keyscape」との比較音源です。
Keyscape LA Custom C7 Grand Piano
NOIRE Basic Pure
NOIRE Basic Felt
Keyscapeは硬めで力強い音で、NOIREは柔らかく優しい音なので、目的によって使い分けた方が良さそうです。
RYOTA
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