みなさんこんにちは!
今回は、Logic Pro Xに付属しているドラム音源「Drummer」をご紹介いたします。
DAW付属の音源はチープなイメージやなかなか使えないイメージがあるかもしれません。
しかし、「Drummer」は優秀で、音源をそのまま使ったり、MIDI化して違うドラム音源に差し替えることもできます。
「Drummer」の使い方を見ていきましょう。
画面左上の「+」ボタンをクリックします。
「Drummer」を選択します。
「Genre」から任意のジャンルを選択します。今回は“Rock”を選択しています。
「Drummer」が立ち上がります。
左の欄から演奏者を選ぶことができ、デフォルトでは「Kyle」が選択されています。
「Drummer」立ち上げたデフォルトの音
グルーヴがあり、音も良く、使える音です。
上記までのドラムだと普通のドラム音源ですが、「Drummer」にはとても便利な機能があります。
・ドラムパターンを提案
・任意のセクション/楽器に合わせたフレーズを提案
この機能が特に優秀・便利で、ドラムを叩いたことがない方や、ドラムの打ち込みが苦手という方を助けてくれます。
「ドラムパターンを提案」
Drummerエディット画面の左の「Best Presets」から、どのドラムパーツ(キック/スネア/ハイハットなど)を使用するか選択でき、自動でドラムパターンを提案してくれます。
ドラムの”感じ”からなくても、ドラム演奏の違和感に繋がらないように、物理的に同時に叩くことができる、ドラムパターンを提案してくれるので安心です。
「Loud」「Soft」「Simple」「Complex」のバランスを黄色い点を移動させることで操作できます。激しく複雑に演奏したい場合は一番右上にします。
その時に使用しているドラムプリセットの名前が表示され、その楽器をどれくらい多く演奏させるかの割合を設定できます。
「Toms」のバーを左に動かすとタムの割合が少なく、右に動かすと多くなります。
ドラムフィルの割合やスイング具合も調整できます。「Details」ではゴーストノートなどニュアンスをコントロールできます。
Details
以上のコントロールパネルから、自由にドラムパターンを作ることができルカつ、提案してくれるのがとてもありがたいです。
「任意のセクション/楽器に合わせたフレーズを提案」
更に便利かつ即戦力な機能があります。
1. セクションごとにドラムパターンの提案
赤枠の「グローバルトラック (G)」をクリックします。
「Arrangement」の「+」ボタンをクリックすると画像のようなリージョンが作成され、そのリージョンを「Verse」「Chorus」など選ぶことができます。
「Verse」は少し大人しめに、「Chorus」は少し激しめに、など選んだセクションに沿ってドラムパターンを提案してくれます。
「Drummer」のリージョンがセクションごとに変化
2. 楽器に合わせたドラムパターンの提案
「Follow」にチェックを入れると、任意の楽器に対してドラムのニュアンスを合わせることができます。
今回は「Apple Loops」から「Classic Rock Riffing」を準備したので、それを選択します。
Classic Rock Riffing
「Classic Rock Riffing」に合わせつつ、パラメータを調整しました。
Drummer + Classic Rock Riffing
設定する箇所も少なく直感的に選べて、詳細な調整もできるのとても便利です。
「Drummer」を使ったことがなかった方はぜひ試してみてください。
RYOTA
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