みなさんこんにちは!
今回は、「Lo-Fi Hip Hop」というものを作っていきます。
Lo-Fi Hip Hopとは?
近年になって生まれ、特に去年から今年にかけて盛り上がりをみせているジャンルです。アナログレコードを再生したようなノイズ混じり・音が不安定なサウンドが特徴です。EDMのような盛り上がるダンスミュージックとは違い、ホッと一息つきたい時などに聴きたくなるジャンルで、BGMのような感覚で聴ける日常に寄り添った音楽でとても癒されます。
また、Lo-Fi Hip Hopの重要なキーワードに「アニメ」があり、ジブリなどの日本のアニメーションのサンプリングが使われていたり、YouTubeなどではアニメの映像や画像がよく使われています。
それでは、早速作り方をみていきましょう。
完成音源 (BPM=105, Key=Eメジャー)
1 ) 音を汚そう
メインとなるギターは、Cymatics – Black Friday Guitarsの中から「Cymatics – Black Friday Sad Guitar Loop 4 Part A Dry – 105 BPM E Maj」を使用しています。
(オリジナル)
Lo-Fi Hip Hopを作るにあたって、一番のポイントとなってくるのが、このギターの処理です。
Lo-Fi (Low Fidelity)とは、Hi-Fi (High Fidelity)「高忠実度、高再現性」の対義語で、低音質のことを指します。ノイズが入ってしまっていたり、音が不安定に揺れていたりするものを良しとし、世界観を作り出します。
そこで使用するのが、iZotope社の「Vinyl」です。
レコード再生時に発生するノイズや、盤面の反りによる音の揺れなどを再現することができます。
このプラグインはフリーで使用することができるので、是非ダウンロードしてみてください。
iZotope – Vinyl

このVinylと空間系の処理後がこのようになっています。
WARP DEPTHで音を揺らすことができるので、15%に設定し、YEARのツマミを1980にしています。年代を遡るにつれて音質が落ちていきます。

Delay (Logic Pro X – Stereo Delay)

Reverb (Logic Pro X – ChromaVerb)

2 ) アンビエント音を入れよう
アンビエントとは「周囲の」、「環境の」という意味です。日常の周りにある音、鳥の鳴き声や海の波の音、風の音などがレコーディングされたものをトラック中に入れて、より日常感を演出しましょう。
また、このようなアンビエント系には余計な低音が入っていることが多いので、EQでカットしましょう。

3 ) ドラムとFXの構築
Full
Drums & FXs

ドラムを選ぶポイントは、そのジャンルに合ったモノを選ぶということです。
Lo-Fi Hip Hopの曲で、EDMのようなパワフルなキックは合いません。
そのジャンルのリファレンスを見つけ、どのような音が使われているか参考にするといい選択ができやすくなります。
ドラムは、「キック」「スネア」「ハイハット」「パーカッション」「クラッシュ」のシンプルな構成です。そこにふたつの「ライザーFX」を追加しています。
好きなパターンで組んでみましょう。
4 ) ベースを打ち込もう
ギターサンプルに沿ってベースを打ち込んでいます。
キックのタイミングでサイドチェインがかかるようにしています。
Bass (サイドチェインあり)
Bass (ES M設定)

Bass Line (この2音のループ)

これで以上です。
大きなポイントはギターの「Vinly」での処理です。いろんなところで試してみるとおもしろい効果を得られるかもしれません。
また、Lo-Fi Hip Hopに歌はあまり入らないのですが、歌を入れたパターンも作りました。
With Vocal
こうなると”The” Lo-Fi Hip Hopではなくなってきますが、アイディアとして取り入れてみました。
San Holoというアーティストがこのような曲を多く作っています。
San Holo – worthy
何かのジャンルの知識を吸収し、自分の楽曲に取り入れれば、自分の中にまた新たなパターンができていきます。
今回で、Lo-Fi Hip Hopというジャンルを知り、気に入った方は制作にチェレンジしてみるといいですね。
休日のためのトラックに息抜きにいかがでしょうか。
RYOTA
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