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BLACKPINKのKill This Loveリメークの仕方

突然ですが、当校で講師を務めております私銀平ですが、Youtubeを始めました。
内容はダンスミュージックの制作についてで、2019年10月現在は数本の動画をあげております。
企画、撮影、編集を自分で行なっているためまだまだお見苦しい状態ではありますが、DAWソフトを使った音楽制作に関する情報が未だそれほどに多くないYoutubeに一石を投じる(言い過ぎ)Youtuber(?)になれるよう尽力してまいりますので、どうか暖かい目で見届けて下されば幸いでございます。
 
というわけで今回は、「BLACKPINKのKill This Loveリメークの仕方」こういったテーマで解説をしていきます。
 

 

一番目立つブラスの作り方

 
この曲で最もキャラクターを発揮しているブラスサウンドですが、動画ではどのように作ったかを話しているのですが、使ったサンプルについてはこちらです。
 

 
Spliceからリリースされている、Trap系DJ/ProducerのAlexander Lewisのサンプルパックから用いました。
 

 
余談ですが、このAlexander Lewisはトロンボーン奏者でもあり、ライブでは自身の楽曲を演奏しながらDJをしたりと非常にクールな方です。
 

 
同じシンセサイザーをしょっちゅう使っていると(僕はSERUMばかり使う癖が…)選ぶプリセットも決まってきてマンネリ化する場合があるので、そういう時は何か気に入ったサンプルを適当に突っ込んでみて、どんな音になるかわからないまま取り組んでみると面白い発見があったりします。
 
Kill This Loveのトラックのブラスも、実際本当に極端なくらいディストーションをかけて原型を留めていない状態にしているのですが、これがキャラクターとかっこよさに繋がっていますよね!
 

ドラムを打ち込む時のちょっとした工夫

 
もちろん工夫なんてものは無限にあるのですが、ちょっとしたことでも印象を大きく変えることができます。まずはこちらを聴いてください。
 
1. ベロシティ(強弱)が一定

 
2. ベロシティの低いものを随所に配置

 
それぞれを聴き比べていかがでしょうか?2の方がリズムに抑揚があり、印象的になりますよね!
もちろん1でも聞こえ方に問題はありませんが、こんなちょっとした一手間で1つのサウンドが面白いものに変わります。
実はこの“1つのサウンドが面白いもの”であることは結構重要なんです。
 
ダンスミュージックは音数も多く密度のある作品に仕上がりやすいため、たくさんの音をレイヤーするとなんだか”それっぽい”曲に聞こえてくるものです。
そのため、1つのサウンドを丁寧に作り込む癖がなかなかつきにくいんです。(まんま昔の僕です。)
 
というわけで、プロジェクトが停滞している時は新しいサウンドを探すだけでなく、今あるサウンドをよりユニークにするための工夫ポイントを探してみるのもアリですね!
 

プリセットを使う

 
このプロジェクトでもそうですが、僕はプリセットを使いまくっています。
正直、シンセを立ち上げて1から作り込む前に、まずちょうどいいプリセットを探すことから始めています。笑
なぜそのような選択になるかというと、世界中で超優秀なシンセのプリセットは無限に存在しているからです。ものすごく極端に言うと、自分が求めているサウンドは全て、すでにプリセットとしてどこかに存在していると言うことです。そうなると、1から作る前にプリセット選びをすることは大切かなという僕個人の意見です。
 
ですが、だからと言ってシンセの仕組みを何も知らなくていいわけではありません。シンセの仕組みをある程度理解しておくことで、選択したプリセットが正しく自分の楽曲に機能するかどうかの判断、また自分のプロジェクトに最適化するための微調整ができるようになります。これとっても重要です!
 
プリセットをうまく使いこなすことで作曲のスピードは一気に上がるので、積極的に使っていくことをオススメします!
 
最後に、僕のオススメのプリセット配信レーベルを紹介して終わりにしようと思います。
 
Evolution Of Sounds


 
Future Bounce、Future House、Tropical House、Progressive House、Technoなど幅広いジャンルのプリセットがあります。SERUMやSylenth1のシンセ用のプリセットが充実しています。
 
AUBIT


 
Future Bass系のプリセットが豊富です。
ODESZA、The Chainsmokers、Petit Biscuitなどのアーティストにインスパイアされたパッケージが多くラインナップされています。実際のアーティストネームをほんの少しもじった感じのものが見受けられます。笑
 

まとめ

 
結果Kill This Loveのリメークの仕方から話が逸れていった感はありますが、楽曲制作のレベルを上げていくためのティップスをご紹介させて頂きました。
機会がありましたらこういったYoutube動画を深掘りした記事をまた上げていこうと思いますので、是非セットで勉強していただければ幸いでございます。
 
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最後まで読んで下さりありがとうございました!
 

GINPEI

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