みなさんこんにちは!
今回は、メジャーキーとマイナーキーを合わせる方法・考え方をみていきます。
前回のブログで、BPMとキーの変更方法について解説しています。前回のブログでは、マイナーキー同士の合わせ方・考え方をみてみたのですが、「メジャーキー」と「マイナーキー」、違う種類のキー同士では、どう合わせていけばよいのでしょうか。
例えば、「Cメジャー」と「Cマイナー」は、同じ「C」が付いていますが異なるキーです。
このようなキー同士を合わせる考え方をみていきましょう。
今回は、ボーカルとギターのBPMとキーを合わせます。それぞれのBPMとキーは以下の通りです。(Spliceでの表記)
「ボーカル – BPM=105, Key=F# min」
Vocal BPM = 105, Key = F# min
「ギター – BPM=115, Key=C# Maj」
Guitar (変更前) BPM = 115, Key=C# Maj
ボーカルにギターのBPMとキーを合わせているので、ギターのBPMとキーが
「ギター – BPM=105, Key=F# min」
Guitar (変更後) BPM = 105, Key = F# min
になれば、ギターのBPMとキーが、ボーカルのBPMとキーに合うということになります。
以下、ボーカルとギターのBPMとキーが合っている状態です。
完成音源 BPM = 105, Key = F# min
(前回のブログで、BPMの変更方法を解説しているので、今回は省略しています。)
「Cメジャー」と「Cマイナー」のように、メジャーキーとマイナーキー同士では、キーを比較しづらいので、メジャーキーかマイナーキーに統一します。
「Cメジャー」と「Aマイナー」などは同主調という関係なっていて、両方のキーでは同じ音が使えるキー(ドレミファソラシ)となり、ほぼほぼイコールで成り立ちます。
「Cメジャー」≒「Aマイナー」
これを今回のそれぞれのキーで考えてみましょう。
「ボーカル – Key=F# min」
「ギター – Key=C# Maj」
この状態ではギターのキーをどれだけ変更すればいいのかわからないので、今回はボーカルのキー「Key=F# min」に合わせましょう。
ギターのキー「Key=C# Maj」≒「○ min」なのか知る必要があります。
そのためにキャメロットシステム(五度圏)を用います。
Camelot System
キャメロットシステム上の同じ数字がメジャーキーとマイナーキーの同主調の関係になっています。
「Key=C# Maj (=Db Maj)」のマイナーキーは「Bb min (=A# min)」となります。
そうすると、
「ボーカル – Key=F# min」
「ギター – Key=A# min (Bb min)」
とマイナーキーで比較できるようになりました。
あとは、どれだけ離れているか鍵盤上で数えると、「-4」とわかるので、ギターのキーをトランスポーズで「-4」変更すると、キーを合わせることができます。
同様に、メジャーキーで合わせることもできるので、以下に記載しておきます。
「ボーカル – Key=A Maj ≒ Key=F# min」
「ギター – Key=C# Maj (=Db Maj) ≒ Key=A# min (Bb min)」
メジャーキーに合わせた場合も、結果は「-4」となります。
完成音源 BPM = 105, Key = F# min ≒ A Maj
RYOTA
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