EDMにおいてビルドアップは、メインへの高揚感を演出する上で欠かせません。
今回は、ビルドアップの主役とも言えるスネアドラムに焦点を置いて解説していきます!
まずはリズムを作る
最初に、このビルドアップで使用するスネアのサウンドを聴いてみましょう。
これをスタンダードなビルドアップのリズムに構築します。
こちらが完成したスネアビルドアップのリズムです。
最後の1小節は音が抜けるようにしています。ここで声などを入れてくる曲がよくありますね。
ピッチを上げていく
次は、スネアのピッチを徐々に上げていきます。
今回、僕が使ったプラグインはWaves社のSoundShifter Pitchです。
これを使用し、ピッチが上がるようオートメーションをプログラムします。
後半の4小節からのスネアのピッチの上がり方に注目してみてください。
リバーブをかける
次は、リバーブをかけて徐々にトラックに響きを加えるようオートメーションを書きます。
僕が使ったプラグインはValhalla DSP社のValhalla Roomです。
これはサウンドの空間を変えるリバーブプラグインです。
EDMのプロデューサーにユーザーが多いことで有名ですね。
サウンドはこのようになりました。
リバーブのMIXを徐々に上げました。
リバーブが入ると一気に高級感が出てきますね〜!
それだけでなく、リバーブが徐々に強くなることでサウンドの空間は広がるため、遠くで鳴るようになります。
それは、この後に来るメインパートがより力強く聞こえさせる錯覚を生み出すことにも繋がります。
LOWカットする
最後に、Lowカットしていきます。
余計な低音を取り除くだけでなく、サウンドをシャープにしていくことで、この後のメインパートにインパクトを与えられます!
EQを使ってシンプルなLowカットをしていくだけなので、画像は割愛します。
特に最後の2小節のサウンドがクリーンになりましたね。
おまけ
お好みでボリュームを下げていくのもアリです!
様々な曲でビルドアップ自体のボリュームが徐々に下がっていくものが多いですが、これもまた、この後のメインパートの迫力を際立たせるためのフリになっています。
今回はビルドアップのスネアに焦点を当てているつもりでしたが、オートメーションの重要性についての記事になっていることを書きながら思いました。
サウンドをたくさん重ねることも時には重要ですが、1つのサウンドをオートメーションを駆使して変化させていくことで、音楽全体を面白くすることもできます!
GINPEI
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