みなさんこんにちは!
今回は、Universal AudioからリリースされているDAW「LUNA」が大きくアップデートされ、3.0から新しく登場した「LUNA Studio」について詳しく見ていきましょう。
LUNAは、オーディオインターフェイスのApolloシリーズでお馴染みのUniversal Audioが開発しているDAWです。
これまでは「LUNA Pro」という名称でしたが、LUNAバージョン3.0から「LUNA Free」と「LUNA Studio」という2つのエディションになりました。
LUNA Studioは、LUNAの基本的な制作環境に加えて、UADプラグインやLUNA Extensions、さらに3.0で追加されたさまざまな制作機能を利用できる上位エディションです。
それでは、今回のアップデートで何が変わったのか見ていきましょう。
LUNA Play (Free/Studio)
LUNA Playは、できるだけ素早く録音を始めるための機能で、楽器を自動で検出したり、レベル設定やUADプラグインのプリセットを提案してくれます。
「とりあえずギターを弾いてみたい」「思いついたメロディをすぐに録音したい」という時に便利な機能です。
DAWを開いてから、トラックを作って、入力を設定、、、という作業を減らして、アイデアをすぐ形にできるようになっています。
また、LUNA Playの画面から通常のアレンジ・ミキサー画面にも移動でき、そのままアレンジなどを進めることもできます。
DAW操作に慣れている方はあまり使う機会がないと思いますが、歌ってみたなど録音から始めてみたい方にとって「LUNA Free」も併せて良い機能です。
Stem Separation (Free/Studio)
LUNA Studioでは、1つのステレオ音源から最大6つのステムに分離することができます。
例えば、楽曲からボーカル、ドラム、ベースなどを分けて、そこからさらに編集やリミックスを行うことができます。
分離した音源が元のマルチトラックと完全に同じクオリティになるわけではありませんが、楽曲分析やリミックス、サンプリングなど、アイデア次第でかなり活用できそうです。
LUNA Freeでは4つまでのステム分離になっています(Vocals/Bass/Drums/Other)。
Audio to MIDI (Studio)
オーディオ素材をMIDIに変換できる機能です。
例えば録音したフレーズをMIDI化して別のソフト音源で鳴らしたり、既存の演奏をもとにアレンジを作ったりすることができます。
「この演奏を別の音色にしてみたい」という時に、一からMIDIを打ち込む必要がなくなるのはかなり便利です。
どのDAWでもなのですが、まだ正確にMIDI化することはできないことが多いので微調整する必要はあります。
Lyric Transcription (Studio)
「Lyric Transcription」では、ボーカルから歌詞を自動で文字起こしし、音声に合わせて表示することができます。
また、右に表示される歌詞をクリックすると、クリックしたオーディオクリップに移動することができます。
Chord Extraction (Studio)
Chord Extractionでは、オーディオからコード情報を解析して、LUNAのChord Trackへ反映できます。
耳コピやアレンジを行う際にも役立つ機能になっています。
Folder Tracks / Piano Roll / Strip Silence / Synthesizer V
・Folder Tracks
– トラックを一つのフォルダにまとめる機能が実装されました。
・Piano Roll
– 他のDAWでは当たり前にあったMIDIを操作するピアノロールが実装されました。これでこれから始める方はLUNA Freeを選びやすくなったと思います。
・Strip Silence
– ボーカルトラックなど、オーディオがないリージョンを削除する機能です。
・Synthesizer V
– 歌ってみたなどボカロ文化ではお馴染みの「Synthesizer V」が「LUNA Studio」に付属しています。
メインボーカルとしても使えますし、ハモリやボーカルアレンジにも活躍しそうです。
価格は以上のようになっており、これからとりあえずDAWを触ってみたいという方には「LUNA Free」がおすすめです。
「LUNA Studio」は、”Universal Audioが大好き”、”LUNAのUIが好み”、LUNA Extensions/Summingを使いたい”、”逆張り勢”の方以外は特別「LUNA Studio」を選ぶ必要がないと考えています。
今回のアップデートでも、他のDAWではすでにできていたことがようやくできるようになり、まだまだ発展途上のDAWです。
DAWやUADプラグインのUIが綺麗でワクワクする作りですが、いざ作曲やミックスを行っていくとモヤモヤすることが多い印象です。
録音と簡単なエディットのみはLUNAで、アレンジやミックスは他のDAWで、という選択肢はアリだと思います。
コンセプトやUIなど惹かれるものが多いのも事実ですので、これからのLUNAの進化が楽しみですね。
RYOTA





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