いよいよこのテーマにふれていきますよ!
と言うくらい、これは重要なテーマです。
たくさんのトラックがレイヤーされるダンスミュージックではEQが欠かせません!
では、
そもそもEQってなんだ?
天下のWikipediaさんによれば、イコライザー(Equalizer)すなわちEQは、
“音声信号の周波数特性を変更する音響機器である。イコライザーを使って、音声信号の特定の周波数帯域(倍音成分や高調波成分あるいはノイズ成分)を強調したり、逆に減少させる事ができ、全体的な音質の補正(平均化)や改善(音像の明確化など)、あるいは積極的な音作りに使用される。”
いや〜難しい!まあ難しい!
難しい言葉が多く並んでいますが、解説の中で”周波数”と言うワードがよく出てきていますね。
周波数をめちゃくちゃ簡単に言うと、
音の高さ
です。
例えば、ベースの音は”周波数が低い”だとか、リードシンセの音は”周波数が高い”、ヴォーカルは”周波数が真ん中くらい”的な表現になります!
音の高さを数値化して、それらを高さ別にコントロールすることができるのがEQと言うことですね!
ダンスミュージックは、多くの音が重なることで成り立っています。
例えば、ベースラインのサウンドは低域を占めています。
ですが、使っているベースの特性上、中域や高域でもサウンドが鳴っている場合がありますよね。
こんな感じで、左側の低域だけでなく、真ん中から右側にかけての中域、高域の周波数帯域も上がっていますよね。
この場合、低域で威力を発揮するはずのベースラインが、中域や高域で鳴っている他のサウンドを邪魔してしまうことになるのです!
このままではいかんと。
こんな風に、高い周波数をカットしてしまいます。
すると、上の画像のように中域や高域で鳴っている部分を抑えることができました!
これで、ベースと一緒に鳴っているボーカルやリードを邪魔せずに済みますね!
*注意
もちろん、上の画像のように特定の周波数をカットすればサウンドの特徴も変わります。
なので、今回のようにある一つのサウンドのEQに取り組む際は、他のサウンドも一緒に鳴らしましょう!
“そうするとその音のことがわかりにくくならない?”
と思うかもしれませんが、音楽を聴く人は一つずつのサウンドは聴きませんよね。
全てが合わさったものを聴くわけですから、全部まとめて鳴った時にその特定のサウンドがどのように聴こえるかが重要なのです!
慣れるまでは難しいかもしれませんが、EQに取り組むときは、サウンドを個々で捉えるのではなく、全てのサウンドの中の一つとして捉えるようにしましょう!
ちなみに!
余談ですが、画像で紹介しているEQは僕が愛用しているFabFilter社のPro-Q2というものです。
このEQの良いところを紹介する記事もいつか書いていこうと思います!
次回以降もEQの話は続けていきますので、参考にしていただければ幸いです!!
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