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四つ打ちの基本的な作り方

みなさんこんにちは!

今回は、四つ打ちビートの基本的な作り方をみていきましょう。

四つ打ちは、ダンスミュージックでも基本のビートで、ポップスにも取り入れられ、どのジャンルを作るにも使い勝手のいいビートです。

ハウスミュージックなどが四つ打ちを基本としています。

それでは、四つ打ちのビートを聴いてみましょう。

完成音源

聴き馴染みのあるビートだと思います。

1 ) キック

              

どのジャンルにおいても欠かせないキックですが、ダンスミュージックにおいて、キックは一番と言ってもいいほど重要なものです。

キック選びで、楽曲のクオリティやリズムの印象の違いが生まれるので、良いキック選びを心がけます。

          

Kick 1

Kick 2

            

このふたつのキック、どちらを使うかによっても楽曲の完成像が違ってきます。

「Kick1」は、ハウシーな楽曲にマッチしそうです。「Kick2」は、よりEDMなアプローチの楽曲にマッチしそうです。

どのようなジャンルの楽曲を作りたいのか、この段階から明確にし、リファレンス曲を聴きながら、キックの選びは正しいのか、確認しながらキックを選択しましょう。

今回のドラム構築では、すべて「Kick1」を使用しています。

2 ) クラップ or スネア

キックを選んだら、クラップを選んでいきましょう。スネアの場合もありますが、大抵はクラップで、これもどちらを選ぶべきなのか作りたい楽曲、リファレンスを参考に選びます。クラップやスネアを鳴らす基本的な位置は、2拍目と4拍目です。

          

Clap 1

Clap 2

              

今回は、この2種類のクラップをレーヤーし、ひとつのクラップとしています。

そして、画像のように片方のクラップをズラして配置することによって、少しバラけたようなクラップを作ることができます。ズレ具合に決まった数値はないので、聴きながら良いところを探していきましょう。

                

ズラすクラップ

               

Kick + Claps

          

3 ) ハイハット

              

ハイハットも必須の楽器です。ハイハットが使われていないダンスミュージックは、ないと言ってもよいでしょう。

          

Hi Hat

ハイハットを鳴らす位置は、「裏」と言われる、キックとクラップのちょうど間に位置します。実際にサンプルを並べると、画像のような配置になります。

               

            

Kick + Claps + Hi Hat

             

4 ) パーカッション

            

「3」までが最も基本的な四つ打ちのビートで完成としてもよいのですが、パーカションを入れることで、より複雑なビートを作ることができます。リファレンスはどのようなリズムになっているのか、パーカッションが入っているのか、よく聴いてみましょう。

                    

Shaker

シェイカーで細かなリズムを刻みます。

             

Tom Percussion

これまでにはなかったところに、アクセントが入ることにより、新たなグルーヴを追加しています。

Hi Hat Loop

           

細かなハイハットを入れ、「3」のハイハットのサポートをするようなイメージです。

          

Crash

            

ドロップの入りや曲の展開のタイミングにクラッシュを入れることで、曲が展開したこと、インパクトをつけることができます。

           

All Perc

Full (Kick + Claps + Hi Hat + All Perc)

           

ドラムがしっかり作れていれば、この上に何を乗せても上手くいきやすくなります。

                

メロディやコードを加えるとこのようになります。(すべてのシンセにはサイドチェインをかけています)

               

Drums (Kick1) + Synths

             

そして、「Kick2」を使った場合はこのようになります。

              

Drums (Kick2) + Synths

                 

キックを変更することで、よりEDMのような聴こえ方になっています。

ドラムひとつひとつの音の選びによって、楽曲の印象を大きく左右させるので、ドラム構築にも、時間をかけしっかり作り込むことが大切です!

          

                    

              

RYOTA

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