みなさんこんにちは!
今回は「White Noise FX」の作成方法について学んでいきましょう。
White Noise FXとはその名の通り、ノイズから作られた効果音です。
インパクトFX (←前記事参照) 同様に、
昨今のほとんど音楽に入っており、かかせないものとなっています。
どのようなものか、実際に聴いてみましょう。
聴き覚えがある人も多いのではないでしょうか。
Big Room, Future Bass, HouseからPopsまで、様々なジャンルで使われており、
注意して聴いていないと耳に入ってきませんが、気づかないところで活躍しているFXです。
今、聴いていただいた通り、White Noise FXがどういったものなのかはわかりました。
ここで疑問に思うのが、この雑音のような効果音が、
どのような効果を持っているのか、果たして本当に必要なのか。
実際に、White Noise FXが入っていない音源と入っている音源で聴き比べてみましょう。
比較するための音源は、Logic Pro XのApple Loopの「Winter Sunrise Synth」をメインに活用し作成しています。(BPM=128)
今は7月でSummerですが、Winterを先取りしました。 (滝汗
また、使用するWhite Noise FXは、上で最初に聴いていただいたものを使用します。
まずは、White Noise FXが入っていない音源を聴いてみましょう。
これだけでも十分、楽曲として成り立っていますね。
しかし、ここに足りない、重要な役割を持った音があります。
そう、それがWhite Noise FXです。
では、White Noise FXを追加した音源を聴いてみましょう。
いかかがでしょうか。
気付いていなかった、必要なものが加わったような感じですね。
それでは、このWhite Noise FXの作成方法をみていきましょう。
1 ) ES Pを立ち上げよう
2 ) White Noiseを作ろう
デフォルトの設定から画像の設定にしています。
ここで大事なことは、Noise、ADSR、の設定です。
NoiseはMAXにし、ADSRは画像の設定から自分好みに設定してみましょう。
他のツマミは特にいじる必要はない簡単な操作です。
MIDIは画像のように、C4で、続けて鳴るように打ち込んでいます。
音程がはっきりあるものは、キーによって弾く音を考慮する必要がありますが、
今回のWhite Noiseは音程がはっきりないので、キーに合わせなくても大丈夫です。
3 ) LOWカットしよう。
今の段階では、このように少しだけ中域から低域も鳴っています。
White Noise FXを使う理由は、中高域から高域の隙間を埋めることので、
必要としない無駄な低域はEQでカットしましょう。
画像のように500Hzまでカットしました。
低域がなくなりスッキリしました。
(最初に聴いたWhite Noise FXだけの音源と同じです)
これだけで、White Noise FXが完成しました。
最後に、このWhite Noise FXにもうひと工夫加えます。
4 ) 秘技Tremolo
この文字列をみたことがある人もいるかもしれません。
そうです。インパクトFXの作成方法でもTremoloを活用しています。
さて今回はどのような使い方をしているのかというと、
インパクトFXとほぼ同じことをしています。
上記で作ったWhite Noise FXにTremoloを使用しました。
設定は画像のようになっています。
いじるところは多くないので、自由に操作してみましょう。
そしてこのWhite Noise FXを、楽曲に加えたものがこちらです。
完全に聴き馴染みのある”それ”になりました。
White Noise FXは、このようにドロップ (ビートがあり一番盛り上がるところ) にももちろん使えますが、
ブレイク (ビートがなくなり静かになるところ) にも使え、
いろいろな箇所で使うことができるので、アイディアのままに試してみてください。
最後に、今回のサンプル音源は、画像のような構成で作成しています。
参考までに。
このWhite Noise FXは、ダンスミュージックではほとんどの楽曲に使われていますが、
必ずしも入れる必要があるわけではありません。
その楽曲にあった、自分のイメージしたものから判断し、
うまく楽曲に取り入れていきましょう!
RYOTA
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