みなさんこんにちは!
今回は、「SerumFX」というプラグインを使用したサイドチェインをご紹介します。
SerumFXとは、その名の通り、有名なシンセの「Serum」のFXの部分のみをプラグインとして使用できるように抜き出したものです。
SerumのFX部分
Serumを持っていたらフリーでダウンロードできるプラグインです。
SerumFXは、以下画像のように「FX Version」と書いてあり、FXのところのみ使用可能です。
SerumFX
ですので、シンセとしてではなく、EQやコンプなどと同じようにプラグインとして使用します。
SerumFXでサイドチェインができるとは以外ですよね。
今回は、このメロディとコードに対して、SerumFXを使ってサイドチェインをかけていきます。
Melody & Chords (No Sidechain)
With SerumFX Sidechain
1 ) 「Distortion」をオンにします。
2 ) デフォルトの「Tube」から「X-Shaper」に切り替えます。
3 ) 「Drive」のツマミを「0%」にします。
「Edit A」のボタンを押すと、以下画像の画面が出ます。
これを以下画像のようなカタチにします。
「LFO 1」を「MIX」にドラッグ&ドロップでアサインし、「Wet」を「-100」にします。
1 ) 「LFO」を画像のようなカタチにします。(このカタチは音を聴きながら変えて、好みのものにします)
2 ) 「Note Latch」をオンにします。
3 ) 「Trig」を選択します。
4 ) 「Rate」を「1/4」にすると四つ打ちのキックのタイミングでサイドチェインがかかります。
これでサイドチェインがかかる設定になりました。
かかり具合は「LFO」のカタチを調節していきましょう。
これらにベースとドラムを追加するとこのようになります。
Melody + Chords + Bass + Drums
この時のサイドチェインのかかり具合はこのような設定にしています。
Sidechain設定
サイドチェインをかけるためのプラグイン・方法は、主に以下の5つがあります。
・Nicky Romero 「Kickstart」
・Xfer Records「LFOTool」
・Cableguys「VolumeShaper」
・キックをトリガーにしたコンプレッサーでのサイドチェイン
・ボリュームオートメーション
プラグインの「Kickstart」、「LFOTool」、「VolumeShaper」を持っていれば、今回の「SerumFX」を使ったサイドチェインは不要かもしれませんが、
アイディア次第では、すでに持っているプラグインでおもしろいことができるという発見に繋がれば幸いです!
RYOTA
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