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リファレンストラックと比較しよう

制作中の楽曲がある程度の形になっていくと、そこからはミキシングの作業も並行して行うことが多いと思います。
しかし、ミキシングを続けていると何が正しいのかわからなくなってきますよね。笑
リファレンストラックはそんなあなたに模範解答を提案してくれます。つまり、何かしらの理想的な楽曲を用意し参考にするということです。
自分の楽曲を客観視するためのきっかけ作りをすることで、間違った方向から引き返しましょう!
プロジェクトが完成間近まで到達したら、ミックスの全体的な特徴を理解し、他のヒット曲にどのように対抗できているかを知ることが重要です。
 

この記事では、最も役に立つミックスレファレンスの習慣をいくつか解説し、それらを効果的に使いどう効率よくリリースを完成させるかを説明していきます。
 

ボリュームを一致させる

 
リファレンスの基本的なルールの一つとして、自分のトラックとリファレンストラックのボリュームレベルを一致させることが挙げられます。
 
ボリュームが少し違うだけで、聴いている人の感覚には驚くほど大きな影響を与えることがあります。
 

ちょうどいいレベルに合っているかどうかを確認するには、シンプルにメーターの数値をチェックすることも効果的です。
もちろん聴感上での比較が大切なことは言うまでもありませんが、メーターで見る数値も充分な判断材料です。
DAWソフト内蔵のチャンネルメーターでも、どれくらいのヘッドルームを確保しているかを確認することなど、ほとんどの確認作業に適しています。
 

 

EQのかけ具合に注目する

 
ミックスとリファレンストラックの音量を一致させたら、次はミックスの中でリファレンス音源と異なる部分を見つけ出しましょう。
トラック全体の周波数成分をミックスとリファレンストラックで比較することは、音楽全体の特徴を揃えるために重要なことです。
周波数スペクトルの末端に注意を払いましょう。
まずは耳で聞いた感覚を信じてください。しかし、周波数成分を視覚的に表示できるEQまたはメータープラグインがあれば、それをマスターバスに配置し、ミックスがどうリファレンス・トラックと聴き比べられるか確認してみてください。
 

 
上図のように、角周波数のメーターがどこまで伸びているか、これを自分のトラックとリファレンストラックで比較することはとても重要です。
 

リファレンス中に注意すること

 
どの楽曲をリファレンストラックにするべきか悩むことがあると思いますが、自分の作っている楽曲のスタイルに近いものを選んでください。
同一ジャンルであれば、一概には言えませんが各サウンドのバランスなど参考にできる点が豊富にあるからです。
 
逆に全く違うジャンルを参考にすると、自分の作っているジャンルの音楽に対して正しい指標とはなりにくくなります。
 

 

最後に

 

リファレンスをする習慣を身につけると、聴き取る能力が凄まじく発達します。

他の楽曲のミックスから学ぶことは本当にたくさんあるので、すぐにその違いに気付けなかったとしても、確実にサウンドの細かな部分に注意する能力は身に付きます。
 
皆さんも是非、挑戦して下さい!
 
 
GINPEI

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