みなさんこんにちは!
今回は、前回のブログで紹介した「Kickstart2」を使ってFuture Bassを作っていきます。
完成音源がこちら。
完成音源
サイドチェインを使っていない音源。
No Sidechain
サイドチェインをかけている方は、キックの輪郭がはっきりして、キックとベースとの低音の干渉が避けられています。
また、サイドチェインをかけることで、グルーブを作ることができます。
サイドチェインをかける前に、Kickstart2を使って新たにリズムパターンを作るアイディアをご紹介いたします。
リズムアレンジなし
リズムアレンジあり
1/8のリズムによって、疾走感を加えることができます。
以下画像のように、音符を「1/8」に、右下赤枠のシェイプは主にリズムを作るためのシェイプになっているので、そこからKickstart2で追加された新機能のシェイプを動かせる機能を使って、好みのリズムの切れ具合に作っています。
同じような効果を得るために、シンセのLFOでコントロールするのも良いですし、MIDIを細かく切って作るのも良く、素早くできるor好みのかかり具合になる方を選ぶと良いです。
※オーディオをトリガーにしたサイドチェインはまだ使用していません。
リズム作りのサイドチェイン設定
この曲のキックは、四つ打ちではないため、従来のKickstartでは、キックに対してサイドチェインがかからないところができてしまします。
ドラムのみ
そこで、Kickstart2のオーディオをトリガーにしたサイドチェインが活躍します。
サイドチェインなし (シンセのみ)
サイドチェインあり (シンセのみ)
モードを「Audio」にし、サイドチェインのトリガー「Kick」を選択し、キックが鳴ると、このサイドチェインがかかるように設定します。
赤枠内の黄色い波形がキックをになっているので、キックを視認しながらサイドチェインのシェイプを作ることができます。
各トラックごとにサイドチェインを設定し、グルーブを作り込みましょう。
Kickstart2設定 (Bassトラック)
Future BassやDubstepなどのBass Musicは、スネアの存在感/抜け具合も大切になってきます。
そこでスネアに対して、少しだけサイドチェインをかけることでよりスネアを前に出すことができます。
スネアに対するサイドチェインなし
スネアに対するサイドチェインあり
スネアに対するサイドチェインなし (ドラムあり)
スネアに対するサイドチェインあり (ドラムあり)
若干ではありますが、スネアの抜け具合が良くなります。
スネアの場合、コードなどの高域が出ている楽器にうっすらかけると有効です。
サイドチェインのトリガーをキックではなく、スネアにする必要があるので、新たにKickstart2を挿し、2つ使用する必要があります。
今回は、「リズム用」「キック用」「スネア用」と3つ使用していることになります。
スネアに対するサイドチェイン設定 (コード)
上から「リズム用」「キック用」「スネア用」
Kickstart2を使用したサイドチェインを是非試してみてください。
完成音源
RYOTA
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