みなさんこんにちは!
みなさんは、何のEQ(イコライザー)を使っていますか?
今回は、DAW付属のEQを使用していて、まだEQを購入したことがない人へ、最初に買うならこのEQ!、というオススメを紹介します。
そのEQは、fabfilter社の「Pro-Q 3」(179 USD)です。
fabfilter Pro-Q 3
Pro-Q 3 紹介動画
各DAW付属のEQも優秀で、使えるものなのですが、購入してまで使メリットがあるPro-Q 3の優れている点を挙げていきます。
視覚的に見やすい
やはり一番に見やすいです。どこの帯域がどれだけ出ているのか、”画”として見ることができます。
そして、その見やすさを活かし、出すぎている部分、足りない部分を視覚的に見て、カットとブーストすることができます。
例えば、赤い矢印の部分。明らかにここの帯域が大きく出ています。必要な部分かもしれないですが、目安としてEQのポイントをつかむことができます。
Analyzerで、EQ前の状態とEQ後の状態を表示できます。
このように、どれだけカットされたか視覚的にも確認することができ、とても使い勝手が良いです。
一番大事なことは、耳で確認することなので、あくまで視覚的に確認することは、耳で聴く + 補助だと考えましょう。
EQポイントだけの音を聴くことができる
このヘッドホンマークを押している間は、このEQポイントの帯域だけを聴くことができ、この帯域でどんな音が鳴っているか、確認することができます。
さらに、このヘッドホンマークを押したまま左右に移動することで、ピンポイントにその帯域を聴きながら、EQポイントを探ることができます。とても便利ですね。
上動画の1:23参照
ダイナミックEQ (※Pro-Q 2にこの機能はなく、Pro-Q 3から)
この機能は、指定した帯域の音が設定値より大きく(小さく)なると作動し、カット(ブースト)する、というものです。(EQ版のコンプレッサーのようなものです。)
少し上級テクニックですが、使いこなすと、より良いミキシングをすることができます。
この音源を使って違いをみていきましょう。
「775Hz」あたりでVocal Chopsが鳴っているので、ここをEQポイントにして比較していきます。
ダイナミックEQではない場合
普通のEQで「-10db」した場合、常にそのEQポイントは「-10db」カットされています。
通常のEQ
ダイナミックEQの場合
そのEQポイントの周波数が大きくなった時に作動するので、「775Hz」が大きくなる要因のVocal Chopsがいない時は、あまりカットされません。
ダイナミックEQ
この音源は、常に「775Hz」で音(他シンセなど)が鳴っているので、カットされていない瞬間はないですが、「775Hz」でVocal Chopsが鳴った時には、より「775Hz」の周波数が増すので、ダイナミックEQも作動し、よりカットされます。
Pro-Q 3があれば、すべての基本的なイコライジングを行うことができます。
その中で、他のEQを使うことがある理由は、そのEQ特有のカットやブーストのされ方があるからです。特にハードウェアEQをシュミレートされたものは、その効果を得るために使います。
Pro-Q 3は、安価なものではないので、30日間フリーで使えるお試し期間を利用し、購入を考えてみると良いですね。
私は、このPro-Qを導入して、イコライジングのレベルが上がったと感じています。今でもミキシングでPro-Qを使わないことはないです。
Pro-Q 3で、ミキシングのアナザーレベルへ。
RYOTA
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