今回は、Delay (ディレイ)について、学んでいきましよう、しょぅ、しょぅ。。
曲を作っていたり、DJをしていたり、
はたまた、音楽を聴く以外に、音楽にそこまで携わっていなくても、
「Delay」という言葉を聞いたことがありますよね。
Delayは、和訳すると「 遅らせる、遅れる」という意味があります。
電車などの交通機関が遅延しているときに、
電光掲示板などに英語で”Delayed”、
と書かれているのを目にしたことがある方も多いと思います。
待ち合わせに遅刻するときも”Delay”。
メールの返信が遅くなった時も”Delay”。
この「遅れる」というものが、音楽で使う”Delay”でも同じで、
「Delayをかける」、「Delayのプラグインを挿す」、というのは、
原音に「”遅れた”音を加える」、ということです。
シンセのプリセット(使いやすいようにあらかじめ設定してあるもの)などに、
最初からかかっているDelayをなんとなくで、そのまま使っている。
DAWを少しでも触ったことがある人には、あるあるですよね。
その”なんとなく”をしっかり理解できて、
Delayを使っていくことができたなら、今より少し楽しくなりそうですよね。
そこで、スネアの音にDelayをかけたものを用意しました。
早速、実際に聴いてみましょう。
まずは、Delayがかかっていないスネアの音を聴いてみましょう。
次に、Delayかかったスネアを聴いてみましょう。
原音(スネアの音)のあとに、遅れてスネアの音が鳴っています。
原音に対してどれくらい遅れて次の音が鳴るのか、
どのくらいの音量感で次の音が鳴るのかは、
設定できるようになっています。
今、聴いたDelayは、「1/2」の時間で遅れた音が加わる設定でした。
音符でいうと、
「1/1」 – 全音符
「1/2」 – 二分音符
「1/4」 – 四分音符
「1/8」 – 八分音符
「1/16」 – 十六分音符
この例だけでは、わかりにくいと思うので、
「1/4」「1/8」「1/16」という設定も聴いてみましょう。
Delay 「1/4」
Delay「1/8」
Delay「1/16」
実際に音を聴いてみると、Delayがわかりましたか?
今の設定では、原音のあとに、一回だけ遅れて音が加わっていますが、
“Feedback”のパーセンテージで、遅れて加わる音が調節できます。
Delay「1/8」, Feedback 70%
他にも細かな設定ができ、
この「Delay」は、ボーカルやギター、ドラムなど、
どの音にも使うことができます。
楽曲中に使わないことはほとんどない、
というくらい、使用頻度が高く、
また、楽曲の雰囲気作りや、クオリティの向上にも、
大いに活躍するプラグインです。
Delayを理解し、効果的に使って、より良い音楽を作っていきましょう。
RYOTA
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