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音楽制作のスキルアップに繋がるマインドセット

何事も上達するには時間と努力が必要ですが、音楽制作も例外ではありません。
ですが、何より大事なのはどれだけ時間を費やしたかではなく、費やした時間の間に何をするかです。
 
“一生懸命働けば、きっと成功する”
 
こういう言葉をよく聞くと思いますが、これは半分正解で半分不正解です。
ただ一生懸命なだけでなく、賢くハードワークする必要があります。
 
方向性のないハードワークは、情熱やモチベーション、そして何よりも時間を奪います。
 

常に謙虚に貪欲に

 
今よりも上達したいという強い気持ちが無いと意味がありません。そして、自分の仕事に対して常に疑い、それを客観視し、常に改善する必要があります。
 
これは決して「完璧主義でいろ」という訳ではありません。
 
ですが、この考え方がこれまでの自分のトラックよりも良いものを作ることに繋がります。
 
例えば僕の場合は貪欲でいるために、夢のような未来をイメージし、やる気を引き起こさせる目標を紙に書き留めてそれを毎日見直し、目標に向かって努力しそんな自分を愛し、目標を応援してくれる人々に囲まれることが重要だと思っています。
 
謙虚であり続けること(どんな学習も楽しむこと)、そして貪欲であること(改善に熱心であること)は、急速なスキルアップのためのベースとなります。
 

計画的な練習

 
音楽制作の時間を最大限に活用するために必要なのは、意図的な練習です。音楽制作における得意なことと苦手なことを正確に把握し(リストアップすると整理出来て良いです!)、そのスキルを向上させることに集中しましょう。
 
ただこれは自分一人ではなかなか難しいですよね。まだ経験が無い訳なので、自分にどこが欠けているのかわからないことが多いからです。そこで第三者のフィードバックが重要になります(理想は自分よりもスキルの高いメンターからフィードバックを得られること)。
 
得意なことは自分にとって簡単で楽しいからそればっかりやってしまいがちです。ビートを作るのが得意になったからそればかりやったり(その結果メロディ作りは苦手になったり)、メロディを書くのが得意になったから、ミキシングのスキルをおろそかになったり。
 
こういうことを僕も今でもよくやってしまいます。しかしこれが結果的には停滞につながり成長を止めることになってしまいます。
 

指導者を探す

 
突然ですが僕はテニスが好きです。ちょっとここで、テニスをしているAさんとBさんを想像してください。
Aさんはラケットとボールを持ってとりあえずネットの向こうへ打ちまくっています。プロの試合はよく見るのでそれを思い出して自分なりにフォームを改善して頑張っています。しかしなかなか思うようなコースにボールが決まりません。時間も過ぎ、どんどん疲労していきます。
一方Bさんにはコーチがいて、ラケットの握り方、軸足の移動方法、腕力だけでパワーボールを打っているように見えるあのプロたちが実は体幹をうまく利用して省エネでボールにパワーを乗せている事実などを学んでいます。
 
Aさんと同じ時間とエネルギーを消費した頃にはBさんはコーチとまともにラリー(ボールの打ち合い)ができるようになっています。
 
モチベーションを失って諦める可能性が高いのはAさんとBさんのどちらでしょう?
 
これが、指導者を見つけることが学習を最速にする燃料である理由です。
 
YouTubeチュートリアルや本などもメンターシップとして一つのスタイルではありますが、どこの改善が必要かを判断してもらえる個人的なフィードバックが不足しています。
だからこそ、対面式のレッスンは間違いなく最高なのですが、フィードバックを組み込んだオンラインレッスンなどに参加することも選択肢ですね。
 

好きな音楽を分析する

 
自分の好きな音楽の要素を分析し、そのテクニックを自分の音楽に応用してみましょう。
好きなトラックを再現してみるのも良いですね(僕もよくやっています)。真似してみることでそのトラックのかっこいい演出と、いかにしてかっこいいのかを理解できます。あとはそこから自分なりの工夫を加えることで自分のスキルにしていきます。
 
尊敬するプロデューサーの曲をDAWの一番上のトラックに置いて自分のトラック聴き比べてみてください。ヘコむこともあると思いますが、その必要はありません。世界のトッププロデューサーも、自分の尊敬するプロデューサーも、かつてはみんな今の自分と同じレベルにいました。
 

音楽以外で心を刺激する

 
1日に1つのテーマに集中しすぎると、燃え尽き症候群になります。気が進まないのにこれに固執するのはあまり効果的な学習方法とは言えません。
 
例えば僕の場合、音楽制作だけに集中するのではなくビジネスなどについて勉強するようになってからは、世界と日本の音楽市場の動きの違いなどにも関心が生まれ、その結果自分が今後どのような音楽キャリアを歩んでいきたいか、よりハッキリと、そして広い視野で見られるようになしました。
 
これが結果的に、これまでこだわっていた音楽ジャンルから解放され幅広いジャンルを学習する意欲を生み出しました。幅広い音楽ジャンルを勉強するようになってからは言うまでもなく音楽制作のスキルが全体的に向上しました。
 

まとめ

 
音楽制作のスキルを向上させるためには、「人生をどのようによくしていくか」という大きいテーマで物事を見ていくことで変わっていきます。
日常に対する姿勢や行動が、最終的には自分の求めている「良い音楽を作る力」を得るかどうかに結びついていきますね!
 
 
GINPEI

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