みなさんこんにちは!
今回は、サンプルパックなどに入っている「MIDIファイル」の使用例をみていきましょう。(前編後編)
サンプルパックをダウンロードして、オーディオサンプルやプリセットはよく使っているけど、MIDIファイルは使い方がイマイチわからないから使っていない、という方も多いのではないでしょうか。
もったいない!
このMIDIファイルには、あらかじめメロディーやコードなどのMIDIデータが入力されており、DAWに取り込むだけで、音色は自分の好きなものに変更でき、入力されているメロディやコードを演奏することができます。
また、そのMIDIファイルからアイディアを得て、自分のアレンジを加えていくことで、オリジナルのメロディなどに作り変えることもできます。
以前にも紹介したCymatics社の「Millenium」に入っているMIDIファイルを使用していきます。(前回のブログ”キックとスネアのレイヤー“)
アカウント登録をするだけで、フリーダウンロードできるサンプルパックが多くあるので、是非ダウンロードしてみてください。
選んだMIDIファイルは、「Cymatics – Millenium MIDI 11 – A Min」です。
Logic Pro Xの場合、MIDIファイルをドラッグ&ドロップで直接DAWに入れることができます。
Logic Pro XにMIDIファイルを取り込むとピアノのチャンネルストリップが自動で立ち上がります。
自動でピアノのシンセが立ち上がり、EQ・コンプ・ディレイのプラグインが挿入されます。
Logic Pro Xはデフォルトで自動的にプラグインが挿入される設定になっているので、そのプラグインが必要か不必要かを聴いて判断し、不要なものはできる限り取り除いていきましょう。
読み込んだMIDIファイル (Key=Am)
このMIDIファイルひとつからこのようなドロップが完成します。
完成音源 (Key=Am, BPM=145)
気に入ったMIDIファイルをDAWに読み込んだら、次の手順で進めていきしょう。
1 ) MIDIノートを整理しよう
読み込んだMIDIファイルにもよりますが、今回のMIDIファイルのように、各MIDIノートに強弱があり、MIDIノートの長さも違う、実際に弾いた生演奏のようなMIDIファイルがあります。
この場合、違うシンセで演奏した時に、音が途切れてしまったり、音が狙い通りに演奏されなかったり、不都合なこと起こる可能性が高いです。(生演奏感やこの強弱を求めるアレンジの場合、逆にこの強弱を活かしましょう。)
そこで、MIDIノートのベロシティ・長さを調節します。
このように変更しています。
・すべてのベロシティを統一
・メロディのMIDIノートが被らないように調整。メロディのアレンジ。
・1音ずつアルペジオのように演奏されていたコードを小節の頭から同時に発音させるよう修正
MIDI変更後
MIDIノートのベロシティを一気に統一させる方法や、MIDIノートの長さを均一にする方法のショートカットキーなど、作曲を効率良く進めていくためのTipsはこちら。(Logic Pro X便利機能 5Tips)
これで実際に曲に使っていくMIDIの準備ができました。
次回のブログで、このMIDIを使用してドロップを作っていきます。
それでは、またお会いしましょう!
RYOTA
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