みなさんこんにちは!
今回は、スコープ(アナライザー)プラグイン「Sub Ninja」をご紹介いたします。
HardwellやNicky Romero、Sam Feldtなどがコメントしており、EDMプロデューサーは持っておくと低域処理の精度が上がりそうです。
The Him DSP – Sub Ninja
Sub Ninjaは、クリッピングがないか、バランスがどうなっているか、トラックの波形を見ることができます。その中でもSub Ninjaを使用する主な目的は、「低音の見る」ことです。
基本的には、ステレオアウトに差して使用します。
赤枠の部分「SOURCE」で、「L」「R」「M(mid)」「S(side)」を切り替えることができます。
SOURCE
赤枠の部分「SUB」でローパスフィルターをオン/オフ、オンの場合「FREQ」で周波数を指定できます。
The Himは、楽曲の基礎(大事な部分)は100Hzにあると話しており、100Hzに設定するのをおすすめしています。
私も試してみましたが、100Hzはローのかぶりを見るのにちょうど良さそうです。
低域(特にサブベースなど)のサイドチェインがどのようにかかっているかも視覚的に見ることができます。
上部に100Hz以下、下部にフルレンジ、と同時に表示できることも良い点です。
SUB/FREQ
赤下線「ZOOM (ズーム)」、黄下線「LENGTH (表示する小節数)」、青下線「SNAP (停止したときのスナップショットオン/オフ)」となっています。
Commamdを押しながら操作するとズームイン/アウトができます。
ZOOM/LENGTH/SNAP
右上の設定から「Show wave info」にチェックを入れると、拡大した際に波形の周波数をみることができます。
Show wave info
赤枠の「WARN (Warning slider)」では指定の周波数以下が波形にある時に、画像のような緑線で表示します。
指定の周波数以下の問題を見つけやすくする機能で、「40Hz」と設定すると「40Hz」以下の低域があることを教えてくれます。The Himは「40Hz」の設定を薦めています。
WARN
他の同種スコーププラグインで、「Oszillos Mega Scope by schulz.audio」「Shaperbox3 Ociloscope by Cableguys」などがあります。
基本的には同じようなプラグインでそれぞれに良い点があるのですが、この「Show wave info」と「WARN (Warning slider)」はSub Ninjaにしかなく、これのためにインストールしておく価値があると思います。
サブベースなどの低音は、なかなか判断することが難しいですが、キックとサブベースの低域がぶつかっている、などの問題を見つける/解消するひとつの手助けとなってくれます。
スペクトラムアナライザーの「SPAN by Voxengo (Free)」や「MAnalyzer by MeldaProduction (Free)」、DAW付属のものなどと併用すると、目で判断できることが多くなり、ミックスに役立ちます。
あくまで、補助的な役割としつつ、最終的には耳で判断していきましょう。
RYOTA
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。