みなさんこんにちは!
今回は、最終的なミキシングの結果が良いものになりやすい、5つのヒントをご紹介します。
簡単だけどなかなか実践していない
・アナライザーを使用する ・小さい音量で聴く ・モノラルで聴く ・簡易マスタリングをして確認する
リファレンス(参考曲)を準備するのは、自身の楽曲の指標を作るためです。例えばドラムとベースのバランスがわからなくなったり、迷いが出てきたら、リファレンスを聴いて、自身の楽曲を客観的に分析します。
自身の楽曲の最終的な完成像が近い楽曲をリファレンスに選び、1〜3曲程度準備しましょう。
2曲以上の複数曲を準備する場合は、全ての曲が同じジャンル・近い鳴り方をしている楽曲を選びます。
ここでのリファレンスはメロディなど分析のためではなく、ミキシングのためのリファレンスです。
選んだ楽曲は、すぐに聴けるようミキシングを行なっているプロジェクトに入れておきましょう。
選ぶ楽曲は、大きなレーベルからリリースされているもの、
beatportなどで販売されている、「wav」「mp3 (320kbps)」で購入することをおすすめします。
iTunesだと同じmp3でも「256kbps」「192kbps」と音質があまり良くありません。
音楽なので耳で確認することが一番大切ですが、目でも確認し、よりミキシングの精度を上げましょう。
Voxengo 「SPAN」
Logic Pro X付属「MultiMeter」
これはできればスピーカーで試してみてほしいのですが、ミキシングの初期段階で大まかなバランスを取った後に、スピーカーの音量を下げて全体のバランスを確認してみてください。
ハイハットが大きすぎたり、ボーカルが小さかったりしていませんか。
音量を小さくして聴くことで、遠くから楽曲全体を見渡すことができるので、少しバランスが悪いものが目立ってわかりやすくなります。
この時にもリファレンスを基準にしてバランスを確認すると良いでしょう。
モノラルにすることで、今までステレオで左右に広がっていた音たちが、真ん中、縦一列に整列するようなイメージを作ることができます。
同じ帯域で複数の楽器が同時に鳴っていると、お互いが邪魔をして聴こえづらくなっていることがわかります。
このようなことが起きていた場合、例えばリードのレイヤーが3つあった時、ひとつのレイヤーをオクターブ高くor低くするなどすると改善されたりします。
Logic Pro Xの場合、画像赤枠の「○」をクリックすると、ステレオアウト/モノラルアウトが切り替えられます。(二重: ステレオ、一重: モノラル)
あるいは、iZotope社「Ozone Imager (Free)」を使用して、「Width」を-100にするとモノラルになります。
ミキシングの途中で、簡易マスタリングをすることで、大まかな完成像をみることができます。
このミキシングで音圧を上げればどのようなバランスになるか確認できます。
「小さい音量で聴く」とは逆に、大きい音量で聴くことでベースの大きさも確認しやすくなります。
RYOTA
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