ミキシングの中でも基本的だけど意外とやっていない人も多い大切なアクションの一つ、
“リファレンス(参考)楽曲を用意する”
以前書きました
ミキシングって? ~リファレンスを用意する①~
この続きを書いていこうと思います!
まず、人間にとってとても重要な体のしくみをお伝えします。(目を引くツカミ)
人間の耳はより大きな音を常にキャッチする。
何が言いたいかというと、
自分の進めているプロジェクトの楽曲と、リファレンス楽曲の音量に差があれば、より大きい方がパワフルに感じられるということです。
リファレンス楽曲はほとんどの場合、マスタリングまで済んでいる完成品ですよね。
その一方、構築途中の楽曲はヘッドルームに余裕を持たせるために多くのトラックのフェーダーを下げているはずです。
その場合、どんな風に聞いても参考曲の方がアグレッシブでパワフルでドラマチックに聞こえるので、落ち込むこと必至です。
いや、ドラマチックに聞こえるのに音量は関係ありませんね…。
そこが劣っていたら改善の余地アリです。笑
例えば、
構築中のプロジェクトの各トラックのボリュームフェーダーを-8dbにしていたら、リファレンス楽曲のトラックのフェーダーも-8dbしておきましょう!
それではこのテーマの最終項、
リファレンス楽曲において注目すべき、重要な3点をお伝えします。
それは、
周波数、広さ、奥行き
さあ〜、またざっくりした3語が出てきましたね〜。
これは今後1点ずつ記事にするつもりなので、詳細は随時更新していきますが、
とにかくとてもとても大事なトピックであることを覚えて置いて下さい!
周波数
リファレンス楽曲と自分の曲を、周波数的な観点で比較することが大切です。
例えば、最も低音を支配しているのはキックなのかベースラインなのか?
どんな要素の音が占めているか?
もちろんこれはハイレンジ、ミッドレンジにも言えます。
広さ
これは、完全にリファレンス楽曲に合わせる必要はありませんが、自分の楽曲の中の様々な要素が、どのように広がっているかを知ることが重要です。
どんな音が中央で鳴っていて、どんな音が外側でワイドに鳴っているのかを注意深くチェックしてみてください!
奥行き
見落としがちな、音楽の奥行き。
“深さ”と表現してもいいかもしれませんね!
ある音にリバーブやディレイの効果が現れると、その音は響きますね。
“響く”というのは、その空間が影響しています。
例えば、より大きな空間では響きも大きく、深くなります。
それらの効果や音量をコントロールし、楽曲の様々な要素に奥行きを生み出すことが重要なんです!
いや〜、何度も言ってしまって申し訳ありませんが、最後の3点はミキシングをする上でとっても重要な観点なので、今後も詳しく紐解いていこうと思います!
ひとまず皆さん!
これから音楽を作るときは、参考曲を用意し、その理想的なサウンドがいかにして理想的かを分析することに耳を駆使してくださーい!!
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