みなさんこんにちは!
今回は、ラッパー「Juice WRLD」のようなトラックを作っていきます。
Juice WRLDは、Hip Hopなビートに、綺麗なメロディックなピアノやギターを乗せているトラックばかりで、Juice WRLDのラップにも、メロディがあることが多く、普段Hip Hopなどを聴かない人にも、とても聴きやすい曲が多いです。
Juice WRLD – Lucid Dreams
Juice WRLD – Robbery
Juice WRLDは、Marshmelloとのコラボ曲や、Skrillexが作曲で関わっている楽曲などもリリースしています。
Juice WRLD & Marshmello – Come & Go
Juice WRLD – Man Of The Year (Skrillexが作曲で参加)
Juice WRLDは、2019年の12月に亡くなっています。とても残念です。彼の遺作とも言えるアルバム「Legends Never Die」が、2020年7月にリリースされています。
そして、「Type Beat」とは、「◯◯(アーティスト)のようなビート/トラック」のことです。
最近では、YouTubeなどでよく見かけるこの「Type Beat」ですが、これは、ビートのみを販売したり、フリーで配布しているものです。その際に、検索しやすく/されやすくする為、この「Type Beat」というものが使われています。
それでは、「Type Beat」を作っていきましょう。
完成Track
1 ) 808ベース
Hip Hopと言いば、808の音がドラム、ベースいろんなパートで使われています。808のベースは、このベース自体にもアタックがあるもので、キックとベースの両方の役割を担うこともできます。
今回、使用したのは、この808ベースのワンショットです。
808 Bass One Shot
これを、サンプラーに取り込み、ベースラインを演奏しています。
808 Bass
808 Bass MIDI
2 ) ドラム構築
キック、クラップ、ハイハットを打ち込んでいきます。ドラムでもすべて808のサンプルを使用しています。
Kick
Clap
今回の楽曲では、クラップを使用していますが、スネアでも良いでしょう。
クラップには、薄くリバーブをかけています。
Clap Reverb
Hihat
ハイハットはサンプラーに取り込み、ピッチ(音程)を低くしたりしています。これは、よく使われている手法で、Hip Hop以外のジャンルにも応用できるので、試してみてください。
Hihat MIDI
Full Drum
このドラムに、サイドチェインをかけた808ベースを足します。これだけでビートして成り立ちます。
Bass + Drum
3 ) メロディックなピアノ
これまでに作ったドラム、ベースに、ピアノを足しています。使用したピアノは、前ブログ「リアルなピアノの打ち込み方法」で解説しています。
Piano
Bass + Drum + Piano
ピアノにはサイドチェインをかけていません。
4 ) ギターを足す
Juice WRLの楽曲には、ピアノと並ぶくらいエレキギターの音が使われているので、コードに沿ってアルペジオで演奏したものを、追加しています。
Guitar
音源は、Native Instruments社のギター音源「Electric Sunburst」を使用しています。
Electric Sunburst
以下のMIDI画面のように、1小節分のMIDIをかくことで、自動でアルペジオなどを演奏してくれて、バックグラウンドで鳴らすコード感ある楽器が欲しい時などに便利です。
Guitar MIDI
ギターにはサイドチェインをかけています。
これらを全て合わせてトラックが完成します。
完成Track
そして、このトラックにラップとボーカルを足して、楽曲として完成します。
Track + Rap + Vocal
Hip Hopの要素は、Future BassやBass Houseなどにも取り入れられているので、Hip Hopを聴いてインプットしていくと、アレンジの幅が広がりそうです!
RYOTA
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